(たぶんREC-ONシリーズも同じかもしれません。)
背景としては、「GV-NTX1」に接続していたUSB-HDDが1TBで、容量が少ないので3TBのものと交換することになったわけですが、もともとのHDDに入っている番組をデルタアタックで新しいHDDに移動するのはめんどくさい。
※テレキング(旧USB-HDD)⇒別のテレキング⇒テレキング(新USB-HDD)
※テレキングは、録画した番組をネットワーク上の別のDTCP-IPダビングに対応した機器にダビング(送信)することができる。また、ネットワーク上のDTCP-IPダビング対応機器から録画番組をダビング(受信)することができる。
そこで、新しいUSB-HDDに、旧HDDの中身をコピーすれば、レコーダー本体自体は変わらないので録画番組を視聴できるのではないか。
というわけで、テレキングで使用していたUSB-HDDをPCに接続してみました。
すると・・・
いつものデバイス認識時の音がしません。
ディスク管理画面を開くと、ディスクの初期化画面が表示されました。
絶対に初期化しないでください!!
録画した番組が消えてしまいます。
Windows10環境では、未割り当てのディスクとして認識されるみたいです。
そこで、Ubuntuで確認してみることにしました。
sudo fdisk -l
ディスク /dev/sdb: 931.5 GiB, 1000204886016 バイト, 1953525168 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
結局、Ubuntu環境でも変わりませんでした。
未フォーマットのHDDとして認識されるようです。
結局、テレキング(REC-ON)は、通常のOSでは認識できない、独自ファイルシステムを使っているというところでしょうか。
物理的なHDDクローン装置とか売っていますし、自分も持っていますけど、たぶん無駄だと思います。容量を拡張する手段もないし、きっとHDDごとに固有のIDが録画番組ファイルにも書き込まれていて、別のHDDにコピーできたとしても再生時にはじかれるかもしれません。仮にIDを見つけ出して書き換えることができたとしても、チェックサムかなにかではじかれるかもしれません。すべて憶測ですが・・・。
テレキングのHDDはコピー不可ということで、USB-HDDを変更した際は素直に別の機器を介したデルタアタックで必要な番組を残す必要があります。
ちなみに、テレキングは最大8台までのUSB-HDDを登録することができます。
なので、新しいHDDを取り付け・登録しても、すでに登録されているHDDを消さない限りは、旧HDDに録画した番組を視聴することができます。
USBハブなどで同時接続をすることはできませんが、USB-HDDを交換することでそれが可能になります。
なので、今回の件は、絶対に必要な作業ではなく、あくまでHDD交換の手間を省けるかどうかと、それだけの話ですね。えぇ。
素直に必要な番組は他の機器に流したいと思います。