
というわけで、リナザウ「SL-C3200」で、microSDHCカードを付属のSDカードアダプタを介して使用してみます。

標準ではSDHCカードを使用できません。
そこで、bucchiさんのSDHCドライバですよ。
○SDHCドライバ | ぷちのいず
http://petit-noise.net/download/sdhc-driver
バックアップを取ったのちに、これをインストールして(ついでにqgmapが更新されていたのでそれもインストールしなおして)リナザウが再起動されると・・・

キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
リナザウがSDHCカードを認識するようになりました。

データサイズも約8GB!
いいですな~。
本当に、bucchiさんには感謝しております。
で、私がSDHCカードを購入したのは、図入りウィキペディアとやらを導入するためでありまして。
○Boookends
http://sites.google.com/site/boookends/
以前は自分で元となるファイルをダウンロードしてEPWING形式に変換していたのですが、手間がかかることと、図入りを作成する力は私にはないことが・・・。
上のサイトでは、画像入りのウィキペディアのオフライン辞書ファイルが提供されています。本当に感謝です。
ファイルサイズは5GBちょいほどあります。
ファイルは3つに分割されていて、1つ目のexeファイルを実行すると結合された辞書ファイル群が出来上がります。
スクリーンショットを取っておけばよかったのですが、ファイルサイズがでかいので消してしまいました・・・。

結合後に出来上がるのは「Wikip0827」というファイル群です。数字は公開された最新版の日付により変わります。
で、この巨大ファイルを使用できるようにするために、SDHCカードをext2というファイルシステムでフォーマットします。

$ su
# umount /dev/mmcda1
# mkfs.ext2 /dev/mmcda1
以上のコマンドをターミナルから順番に入力することで、SDHCカードをext2ファイルシステムでフォーマットすることができます。
なんだか前期のオペレーティングシステムの授業で聞いたことのある名前がたくさん出てきています。

フォーマット後のデータサイズ。
さて、ここで問題なのが、ext2フォーマットのメモリーカードをパソコンに読み込ませても、Windowsさんはext2フォーマットをサポートしていないため、これを読み書きできないことです。
ちなみに、SDHCカードはSDカードとちょっと違うので、SDHCカードの読み書きにはSDHCカードに対応したカードリーダーが必要です。でないと読み書きできません。

私が使用しているのはコレ。
で、Windowsがext2フォーマットをサポートできるようにするためにはどうするかと。
○Ext2 IFS For Windows: Download
http://www.fs-driver.org/download.html
上記のサイトに存在する「Ext2 IFS For Windows」というソフトウェアをダウンロードしインストールすると、Windowsさんでもext2ファイルシステムでフォーマットされた記憶媒体を読み込みおよび書き込みすることができるようになります。
最初、こういうツールをインストールするのを少しためらいましたが、ほかの手を考えるとちょっとめんどくさそうなので仕方なくインストール。インストール時の設定のチェックは一切いじりませんでした。(同意するのチェックはしたかな・・・?)。
で、設定を進めていくといつのまにかインストールされているので、SDHCカードを接続すると・・・

ちゃんとExt2ファイルシステムでフォーマットされているSDHCカードを認識できています。

もちろん中身も見れます。
これでWindowsさんからでもSDHCカードにファイルの読み書きができるようになったので、ここに先ほど結合した図入りオフラインウィキペディアの約5GBちょいあるファイル群をコピーして、リナザウにSDHCカードを挿入します。
で、このファイルサイズのでっかい辞書は標準でインストールされている「マルチメディア辞書」では認識してくれません。このソフトの使用感は気に入っていたので、対応していないのがちょっと残念なのですが・・・。
じゃあ、無理なのかというと、そんなことはないというわけで。
○自作ソフトなど - Masatoshi Ito's Home Page
http://ito65-web.hp.infoseek.co.jp/soft.html#34
Masatoshiさんが公開されている「zten改」は、2GBを超えるEPWING辞書ファイルにも対応しているので、これで図入りオフラインウィキペディアをリナザウ上で参照することができるようになります。

こんな感じ。
これで、どんなことでもリナザウで一発で検索できてしまいますね♪
ひまつぶしツールとしても役立つかもしれません。
ちなみに、図入りウィキペディアと、これまで使用していたSDカード内のデータをすべてコイツに移動すると・・・

ぎゃーーーーーーーーー。
あと300MBしか空きがありません。(それより本体ディスクの方が100MB切っているんですが・・・)
本当はウィキブックスなどもオフライン化して(こちらは自分で)やりたいと思っていたのですが、こりゃちょっときついかも。
やっぱり、もう少しお金をためて16GB位のものにしておいた方がよかったかもしれませんな。
まぁ、当面は今の環境でやっていくつもりなので、本体ディスクとSDとCFで役割分担をうまくやりたいなと思います。CFカードが32GBなので、コレが強いです。それでも、前は4GBのSDカード(壊れましたが)までしか対応していなかったので、この点についてみればだいぶ強くなった気もします。最近まで512MBのSDカードを使っていましたし・・・。(音楽CDを買いあさっていたので、それで容量が足りなくなってデジカメ用の2GBとチェンジしたのもつい最近のこと。)
というか、なぜかウィキブックスのオフライン化が失敗するんだけどねー。
ちなみに、一部の必要なソフトがアップデートされていたりで、一応、「あさりのみそしる」の方のウィキペディア関連の記事をついでにちょっと書き直しました。
ホント、この環境を構築するに必要な強力なソフトの作成者様には感謝です。ありがとうございます。
一時期、リナザウからちょっと離れていた時期がありましたが、最近は思いっきりリナザウを使い込んでいますからな。主にq2ch。
さてと・・・。
うん、ひさびさにリナザウ関連の長いエントリーを書いたように思います。リナザウにネタが増えてよかったです。
で、このエントリーを書いているということは、つまりは第1段階の技能教習「見きわめ」に通ったということで、明日はいよいよ修了検定です。
まだまだ先は長いですが、これが前半と後半の区切りでもあるので、頑張りたいと思います。
これをクリアすると、翌日からは路上教習です・・・路上コワイヨー。