東芝メモリ(現キオクシア)がかつて製造販売していた、Wi-Fi機能内蔵SDカード「FlashAir」。
サポートが今月で終了することは既報のとおりで、ダウンロードも2021年5月中にやっておきましょうという話もしました。
で、マイFlashAir W-03 32GBモデルですが、先の記事でも書いたとおり、生産終了となった今は価格が2倍以上に高騰していて、「なら売っちゃうか(´・ω・`)」とも一瞬思いましたが、ビデオ撮影にスマホではなくビデオカメラを使っている私にとっては、まだ使いみちがあるかもしれない。。。
ということで、使い勝手を評価してみたいと思いました。
ちなみに、私の場合はほとんど動画用途です。
とはいえ、5年近く前に買って、長く放置していたもの。
そもそも無事に動くのだろうか?
そんな疑問もあったので、そのチェックもかねてフォーマットを実施しました。
使用したのは、SDカード協会公式ソフト「SDメモリーカードフォーマッター」です。
以下、これを用いたフォーマット兼動作確認方法について書きます。
SDメモリーカードフォーマッターのダウンロード
上記リンク先を開き、中段ぐらいまでスクロールすると、ダウンロードリンクが出てきます。
Windows版とMac版がそれぞれ提供されています。
2021年5月3日時点で最新版バージョンは5.0.1です。
ダウンロードボタンをクリックすると、エンドユーザーライセンスがずらずらと表示されるので、これに「同意します」。
ファイルのダウンロードがはじまります。
ダウンロード先フォルダに「SDCardFormatterv5_WinEN.zip」が保存されます。
SDメモリーカードフォーマッターのインストール
ZIPファイルを解凍して、中にある「SD Card Formatter 5.0.1 Setup.exe」を実行してください。
実行すると、英語で以下の画面が出てくるので「Next」をクリック。
エンドユーザーライセンスに同意するので、「I accept the terms in the license agreement」をチェックして「Next」をクリック。
インストール先フォルダは変えずに「Next」をクリック。
「Install」をクリック。
ユーザーアカウント制御画面が出てくるので、「はい」をクリックし、インストール完了まで待ちます。
インストールが終わったら、「Finish」をクリック。
FlashAir を上書きフォーマットする
先の画面で「Finish」をクリックすると、「Launch the program」にチェックが入っているので、自動的にアプリが起動します。(ユーザーアカウント制御画面が出てくるので「はい」をクリックします。)
またはデスクトップにアイコンが出現しているので、これをダブルクリックしてアプリを起動します。
SDメモリーカードフォーマッター(SD Card Formatter)は、SDカードのデータをフォーマット(消去)するためのアプリです。
間違って無関係のSDカードをフォーマットしないよう十分を気を付けるとともに、フォーマットしないSDカードは安全のため取り外しておきましょう。
手順は以下のとおりです。
1.PCのSDカードスロット(またはSDカードリーダーライター)に、FlashAirを挿入します。
2.「カードの選択」を「更新」したのち、一覧からFlashAirのドライブを選択します。
※この画像では、KドライブがFlashAirですが、お使いのPC環境により異なります。
3.選択したら、フォーマットオプションから「上書きフォーマット」を選択します。
※ボリュームラベルは、空欄でもかまいません。
4.最後に「フォーマット」をクリックして、フォーマットを開始します。
---------------------------
SD Card Formatter
---------------------------
フォーマットでこのカードの全てのデータが消去されます。
続行しますか?(特に上書きオプション選択時に)フォーマットに時間がかかることがあるため、お使いのパソコンが電源に接続されて、スリープモードが無効にされていることをご確認ください。
---------------------------
はい(Y) いいえ(N)
---------------------------
「フォーマット」をクリックすると警告画面が出てくるので、「はい」をクリックします。
なお、上書きフォーマットには時間がかかるので、PCがバッテリー動作していたり、スリープモードの設定が有効だったりする場合は、かならず電源に接続の上、スリープモードを無効化してください。
32GBのAirFlashの場合、上書きフォーマットに1時間程度かかります。
フォーマットが正常に終了すると、こんな感じに表示されます。
この上書きフォーマットにより、SDカード上のデータがすべて消去されます。
これは、ファイル復元ソフトを使ってもほぼ復元できない状態であるということを意味します。
逆に、クイックフォーマットの場合は、ファイルのもつデータにアクセスするための道が消されただけで、データそのものは残っているので、その気になれば復元できます。そのかわりフォーマットは一瞬で終わります。
※本でたとえるなら、目次だけ消すのがクイックフォーマットで、目次も本文も消すのが上書きフォーマットです。
今回、上書きフォーマットを選択したのは、上書きフォーマットだとすべてのデータ領域に無効なデータを上書きするため、もしSDカード上のデータ領域の一部にエラーがある場合、その領域に書き込みできず、エラーの形で分かるためです。
エラーが無く正常にフォーマットが終了したならば、SDカードそのものも問題なしということになります。
ちなみにこれは、FlashAir専用アプリではなく、すべてのSDカードで使えるアプリなので、故障していないSDカードを廃棄したり、フリマアプリなどで譲渡したりする場合には、その前にぜひやっておきたい操作でもありますね。
フォーマットが終わったので、次回はファームウェアをアップデートします(`・ω・´)
おわり。