あさりのみそしるダイアリー

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GV-TRC/USB で MPEG2-TSファイルをトランスコード

アイオーデータのUSBハードウェアトランスコーダーと、Windows用SDKを使うと、MPEG2-TSファイルをMPEG4 H.264に変換できます。

〇 GV-TRC/USB | | IODATA アイ・オー・データ機器



うちで公開しているC#ラッパーライブラリを使うと、C#でGV-USB/TRCを使ったプログラムを作ることもできます。

〇 GV-TRC/USB SDK for C# ver.1.00b を公開しました! ( ソフトウェア ) - あさりのみそしるダイアリー - Yahoo!ブログ



ちなみに、今はもうGV-TRC/USBは生産・販売されていないようで、ヤフオクなどで中古で出回っているのと奇跡的に出会えない限り、入手するのは困難のようです。

私の手元には2台ありますが、壊れたらおしまいですね(´・ω・`)


さて、MPEG2-TSファイルと言えば、デジタルテレビ放送が身近ではありますが、それ以外にも、HDVカメラで撮影したデジタル映像をi.Link端子(DV端子、FireWire、IEEE1394)でPCに取り込んだ映像もMPEG2-TSで保存されるので、これをMP4にトランスコードする際にも使用することができます。

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67秒の動画ファイルを、SDKのHR5 (4.3Mbps )というプロファイルでトランスコードしたら、ファイルサイズが211MBから36.4MBと、1/6程度に圧縮されました。画質は申し分なし。

なので、HDVカメラで取り込んだ大量のファイルを、圧縮率の高いMPEG4 H.264形式で残しておきたいときにも、GV-TRC/USB を活かすことができます。

最近は、FFMPEGなどのオープンなライブラリを使えば、カンタンかつ高速にCPU/GPUでトランスコードできますから、GV-TRC/USB をあえて使うメリットはないかもしれませんが、PCが非力の場合や、変換しながら作業したい場合には、CPUパワーを必要としないお手元のGV-TRC/USBを使うのもありでしょう。


ただ、なぜか変換されたMP4ファイルのサムネイル画像、フレームサイズ、再生時間が、エクスプローラーで表示されません(´・ω・`)

Windows Media Playerでちゃんと再生できるのですが、ちょっと気分はよくないですよね。
最終的にできあがった生成物に、なんらかの処置をしないといけないのでしょうかね。アイオーデータのSDKをそのまま使って生成したので、C#ライブラリの問題ではないのですが。


ところで、このGV-USB/TRCはリアルタイムに映像をハードウェアトランスコードしてくれるのですが、例えばi.Link端子に接続されたDVカメラから受けた映像を、直接ハードウェアトランスコードできたら都合がよさそうに思えたのですが・・・

ただ、DVカメラの画像を取得する方法が全然ワカラン(´・ω・`)
USBカメラの話はよく出てくるのですが、DVカメラの話は出てきません。

SDKではファイルから取り出した映像のデータを投げているだけなので、リアルタイムトランスコードもできると思うのですが・・・でもまぁ、騒ぐほどでもないか。


とりあえず、DVカメラで取り込んだ映像ファイルもGV-TRC/USBでトランスコードできたというお話でした。