今、経営が危ういシャープがかつて世に送り出していた携帯情報端末「ザウルス」のサポートが、今月末で終了するそうです。
○ さらば…「ザウルス」シャープ、顧客サポ終了へ 部品も枯渇状態 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160304-00000501-san-bus_all
○ モバイルツール ZAURUS:シャープ
http://ezaurus.com/
○ ザウルスサポートステーション
http://support.ezaurus.com/
公式にはアナウンスされていませんが、顧客向けサポートが今月末で終了し、ザウルスもいよいよ終了ということです。
今から約12年前の中学2年の冬、私はMI-E25DCという、MIザウルスシリーズの最後のモデルを手に入れました。
購入のきっかけは、とりあえず電子手帳的なのがほしくなったからなのですが、いろいろさまよってPDAというものの存在を知り、最終的に行きついたのが、このMI-E25DCでした。
DCは、デジタルカメラを示す記号で、30万画素ではあったものの、それでも当時から見れば、手のひらサイズの端末にカメラがついているという、なかなか優れたものでした。あの頃は、それ以外にカメラを持っていなかったので、パシャパシャと何かと撮影したものです。今ではほとんど行方不明になっていますが・・・(SD/CFカードも中学生の私には高かったので。。。)
プログラミングの世界に足を突っ込んだのも、この端末がきっかけです。
いろいろできるザウルス上では、いくつかゲームもあったのですが、ドラクエっぽいものがなくて、しかしMIザウルス専用OS上で動作するアプリケーションを作成するには、高価な開発環境を購入しなくてはならず・・・。
そんな中、944BASICという超おてがる言語があって、でもけっこういろいろできて、それを使って「ロングロングRPG」なんてものを作ったりもしました。ブログの書庫にある「LLRPG」がそれなんですが、公にはほとんどノータッチで終わりました。。。
その4年後、高校3年の冬に、SLザウルスシリーズの最後のモデル「SL-C3200」を手に入れました。機能もグンと増えて、ウェブブラウザや、大学では電子辞書として、大活躍してくれました。研究室での、担当教員との研究の進捗報告の時には、動画を突っ込んで、端末上で動画を見せたりなんかもしました。
一番は2chブラウザとして役立っていたと思います。あのサイズでそこそこ動いていたので。q2ch、懐かしいです。あまりこの端末でのプログラミングはしませんでしたが、なかなかいい端末だったことに変わりはありません。
その後、中古でSL-C750を購入し、宅内のウェブサーバー代わりに稼働させていました。SLシリーズは中身はLinuxなので、いろんな人が、いろんなものを用意してくれていました。リナザウとも呼ばれていましたね。
大学で情報工学を専攻したのも、今ソフト開発系のお仕事をしているのも、根っこにはザウルスがいます。ザウルスは人生・・・ですかね(´・ω・`)
今はスマートフォンが当たり前のように使われていますが、ザウルスにデータ通信と音声通話機能が加わればスマートフォンと同等といっても過言ではないはず。
データ通信に関しては、別途契約してCFカード型の通信カードを差し込めば、街中でもできましたしね。低速だけど。
今でも思います。スマホにザウルスみたいなキーボードがついていればいいのにって。
今後、どこかが出してくれるかというと、う~ん・・・って感じですが、ザウルス慣れしていた昔ほど、その気持ちは強かったでしょう。
今はもうザウルスは使っていません。ケースの中で眠っています。
たまに起こしてあげた方がいいのでしょうかね。
最近のシャープは・・・どうなんでしょうね。
どうなっちゃうんでしょうね。
もう目の付け所がシャープだった頃には戻れないのでしょうかね・・・。