すっかり忘れていましたが、昨日(放送上の日付では日付が変わった今も12月1日ですが)2010年12月1日は、BSデジタル放送10周年です。おめでとうございます。
BSデジタル放送がはじまったのが、2000年12月1日で、あれから10年がたったんですね。
また、その日に、NHKデジタル衛星ハイビジョン、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS(BS-i)、BSジャパン、BSフジが開局、またNHK衛星第1テレビジョン、NHK衛星第2テレビジョンのデジタル放送がスタートしました。
それだけに、今日の番組編成は割と力が入っているようにも見えます。
いや、いつもがやる気のなさそうな編成に見えるだけかもしれませんが。
地上波と違い、BSはちょっと遠いイメージがありますよね。地上波ほど気軽ではないというか、身近でないというか。
一部のチャンネルを除き、基本的には無料放送なのですが、有料放送だと勘違いされている人も多かったりするのではないでしょうか。まぁ、たしかにBSアンテナを設置すると、NHKからBSの受信料を払ってくださいと言われますが。
また、まだあまり普及していなかったり、視聴率調査もほとんど行われていないためか、同じ番組を全国に向けて同時に配信できるという魅力を持ちながら、地上波ほど価値を見いだせていないのも現状な気がします。
力を入れすぎると、系列の地方局がヘタれてしまうことが懸念されるためというのもあるでしょうから、地上波とBSの双方を同時に成り立たせようとするのは民放にとっては難しいことなのかもしれませんが。
だからと言って、通販番組や、最近では韓国ドラマをどのチャンネルでも絶えず放送しているのはどうかと思いますが。その点で見ても、BSはまだ成長段階にないような気もしますね。
でも、地方にとっては、無料で深夜アニメを見られる機会を与えてもらっているので、その点では非常に魅力的ではありますよね。BSがなかったら、深夜アニメなんて地方ではほとんど(長野県の民放ではまったく)みられませんからね。私がBS環境を導入したのは約1年ちょい前なのですが、この点、すごく恩恵を受けています。
エコポイントが約半分になるということで、テレビがどんどん売れていますが、最近のテレビには、たいてい普通にBSチューナーも内蔵されています。
開局当初はチューナー内蔵テレビはめずらしく、外部チューナーを買うにしても、まだ普及段階になかったために何万円単位のお金をかけないといけないくらいでしたから、その点を考えても、あとはアンテナを設置するだけという今の状況からすれば、BSもかなり普及してきているのではないかと思います。少なくとも、テレビはBSに対応しているという環境の人はかなり増えているはずです。
あとは、BSの放送局が、(地上波との兼ね合いを考えながら)どう視聴者を取り込んでいくかといった、コンテンツや編成の取り方の問題ですよね。
深夜アニメをよく見る私からすれば、すでにBSはなくてはならない存在ですが、それ以外の点においても、BSがますます魅力的なものになることを祈っています。
そして、これからもよろしくおねがいします。