前回紹介したものよりもだいぶ配置が変わっています。
今の私のテレビ受信環境は上の図の通り。
これまで、レコーダーへの地上アナログ放送波の受信には、だいぶ昔に購入したおもちゃのワイヤレステレビカメラ「撮っちゃoh!SUPER」に付属していた室内アンテナを使用、レコーダーの信号のパススルー端子からPCワンセグチューナーへとまわしていましたが、アンテナを撤廃しました。
つまり、これまで地デジ用と地アナ&ワンセグ用として2個のアンテナを並ばせていたのですが、これを1個にしました。
で、地アナのアンテナ入力にはレコーダーの地デジ信号のパススルー端子から取るようにし、地アナ信号のパススルー端子からはこれまで通りPCワンセグチューナーへとまわしました。
その結果、これまでよりも鮮明(とはいえアナログなので若干ボケていますが)に受信できるようになったほか、PCワンセグチューナーに入力される信号も、アンテナレベル(Max=5)が4~5の数値と受信状況が劇的に改善。
ただ、これだと将来3波デジタル対応キャプチャ(USB版)がアイオーデータからリリースされた時、BSデジタルはレコーダーのパススルー端子から取るとしても、地上デジタル放送の信号をとる場所がありません。こうなると、おそらく地アナのパススルーから取ることになると思いますが、そうなった場合はPCワンセグチューナーには、今回撤廃した室内アンテナを取り付けることになるでしょうね。
今回わかったことは、レコーダーに接続した地デジアンテナからの信号を、地アナ信号の入力端子に接続しても受信・視聴できるということ。それもそのはずで、長野県の民放・NHKの善光寺平中継所からの放送波はUHF帯の40~50chを使用していますから、バッファローの地デジ専用室内アンテナ「DT-OP-RA」でも受信できたというわけですね。この地デジ専用アンテナはUHF帯しか受信できません。
同じ環境でVHF帯のアナログ放送波を受信しようとしても受信できないので、地デジからパススルーしてもアナログ放送は視聴できないということですね。そこからパススルーしてのPCワンセグチューナーは受信できるのでしょうけどね。
HDDレコーダーはコンポジット端子から映像を出力させているので、本来のデジタル放送の魅力である高画質と言うものを体感することはできません。HDMIなりD端子なりで映像を回せばいいのですが、それに対応したディスプレイは今は父に使わせてあげています。
でもまぁ、いいんですけどね。そのうちアイオーデータが3波デジタル対応のパソコン向けキャプチャ、しかもUSBタイプのものをリリースしてくれれば、それを買うだけですから。ただ、不安定と言う話をよく聞きますけどね。
で、今は以前買ったビデオキャプチャ「GV-USB」にS端子と赤と白の音声ケーブルを接続して、パソコン上では「GV-USB テストツール(TestGVUSB.exe)」を使用して小さい画面で見ています。最前面に表示できないのがあれですが、まぁなんとかなっているのでいいでしょう。
画質はアナログ放送やDVDと同クラスの標準画質ですが、デジタル放送の映像なだけあってゴーストやノイズなどはありません。
全画面表示できないというのもありますが、全画面表示させたい時はDVDに高速ダビングできるので、ダビングしてDVDプレーヤーなりパソコンなりで見るとか、リアルタイムでそうしたい場合は「Presto! VideoWorks 6」というビデオ編集ソフトをデバイス入力状態にして全画面表示モードにさせてやってます。
前者は画面は小さいものの映像はきれいですが、音声にノイズが入ることがたまにあります。
後者は音声にノイズが入ることはありませんが、全画面表示した時、映像が縦に少しつぶれていて、アスペクト比が16:9でないように見えるのと、近くで見るとインターレース丸見え。
通常はテストツールを用いて小さい画面で見ています。予約録画や番組表、録画番組の編集やダビングなど、基本的なことは苦にならない程度の表示なので、その点は問題視しませんが、タイトルをつける時に画数の多い漢字に変換したいとき、字がつぶれていて「これであっているのか?」と思うこともしばしば。まぁ、しょうがないけど。
S端子で映像を入力させているので、黄色ケーブルの場合よりは映像がキレイ・・・らしいです。
それから、壊れてまともに使用できるのは映像入力くらいのマルチカメラ「D-Snap SV-AV50」も使用しています。こちらはあまった黄色ケーブルから映像信号を回しています。SDカードやバッテリーは入れていません。こうすると、オートパワーオフが利かないんです。これを利用してパソコンをつけなくても操作できるようにしています。画面はテストツールより小さいので、字を読むのは苦しいんですけどね。
このカメラは常に電源が入っています。電源を切ると、切れる手前でフリーズします。もともと壊れていて使い道がなかったのですが、映像モニターとして復活しているので、ここで利用してあげています。というか、高かったので、使わないのはもったいないというのが本音ですが。音声信号はつなげていない(つなげる手段もない)ので音は出ません。
レコーダーからはS端子とコンポジット端子の両方から映像が出力されています。テストツールを表示させると2つの画面に同じ映像が表示されるのがわかります。なんか、私としてはこういうの、非常に好きなんですけどね。魅力的だ~!!
今後もいろいろと拡張していきたいというのはありますが、地デジアンテナは1つだけなのであまり分配して使うのは受信レベルの低下につながるので好ましくありません。
また、レコーダーからパススルーされる地デジ信号は、アンテナ内蔵のブースターで増幅され、さらにブースターで増幅してレコーダー内部のブースターでも増幅しています。
これ、アナログならノイズまで増幅し、目立つようになります(アナログ放送の映像がぼやけているのはそのせいかもしれません)が、デジタル放送の場合はノイズはないものの、やっぱり映らない時は映らないんですよね。それに、妙な信号が増幅によって逆に受信レベルを下げることにもなりかねないので、ブースターを連続でかけるのはあまりいい感じではありませんね。