全国の1日のコロナ新規感染者数が1000人近くまでせまっています。
感染拡大が止まりません。
数値なんて意味ない!重症者数や死亡者数は少ない!
現実を直視したくない気持ちはわかりますが、かつて騒いだ夜の街とは無関係に、都市部を中心に感染者数が増えているのが現実です。
ただの風邪!インフルエンザと違わない!
現実を直視したくない気持ちはわかりますが、冬から夏にかけて、常に日本国内で新規感染が確認されている以上、インフルエンザのような季節性のものとは呼べず、何より感染力が高いこと、そして現状としてワクチンが存在しないことが、何よりの脅威です。
若い人の死亡者数は無に等しい!
現実を直視したくない気持ちはわかりますが、たとえ重症化したり亡くなったりする可能性は低くとも、キャリアにはなり得ます。小さなこどもや高齢者にうつしてしまうリスクがあります。
自粛自粛で経済ガー!
現実を直視したくない気持ちはわかりますが、個々人が経済を語ったところで何の解決にもなりません。各個人が感染を拡大させないために今できることを尽くすしか、私たちにできることはありません。経済は、国や自治体の行政になんとかしてもらうしかありません。
根本的な解決策が見えていない以上、各個人が意識的に、自分がかからないこと、他人にうつさないことをこころがけるしかありません。
そのためにどうしなければならないかは、誰かに命令されなくても分かるはずです。
でも、特に社会人だと、どうしても上の言うことに従わなくてはならないこともあります。緊急事態宣言中はしていたテレワークも、今は解除されているケースもあるでしょう。
そうした企業に対して、国や行政の働きかけで、積極的な感染拡大防止のためのアプローチに取り組んでいってもらいたいものです。
ですが、現状としては、私たちのこころがけとは正反対のGoToキャンペーン展開です。
個人の自由は保障されていますから、個人が連休にどこに行こうとも勝手だと思いますが、わざわざそれを後押しする形で政府が加担するということは、その部分に政府は責任を負うという認識で良いでしょうか?
まさかGoToキャンペーンなんて展開しておいて、感染拡大の規模がさらに大きくなった時に、この前の「国民の勘違い」と同じように、国民の不注意が原因だと責任を押し付けることなんてしませんよね?
たしかに一時期は、数値の上では感染者数が減少傾向にありました。
あの数値を信じるとするならば、それぞれの心がけで、個人でできることを尽くしていたのだろうと、私は思います。
しかし、緊急事態宣言の解除や、GoToキャンペーン展開など、警戒心をとくような政府の介入が、私たちの心に隙を与えているのではないかと、そう思います。
とかく、今回のキャンペーンは、経済優先という表立てたキレイごとよりもずっと汚い、利権のためのキャンペーンともいわれています。
まだ収束が見えないこの状況下で、みずからの私腹をいかに肥やしていくかを考えることにしか頭を持たない政府中枢は、コロナよりも猛毒な、日本に巣くう病原菌なのかもしれません。