あさりのみそしるダイアリー

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FileWatcherManager Ver.1.10aをリリースしました!

「FileWatcherManager」に機能追加と不具合修正をしました。
短期的にはこれが最後のバージョンアップです。

ちなみに「FileWatcherManager」は、指定したフォルダを監視して、変更があれば指定したコマンドを実行します。
フォルダの指定などは、すべて専用のスクリプトで行います。

ごく普通のフォルダ監視ソフトでは、やりたいことが高度になるにつれて、要件を満たさない場合が多くなります。

簡単かつスマートで、画面が煩雑にならず、かつ高度な条件でフォルダ監視およびタスクの実行を行う・・・ということをできるのが、FileWatcherManagerです。

簡単なスクリプトを書くだけで、フォルダの監視をしたり、多様な後処理をしたりすることができ、応用すればネットワークの監視もできます。

もし、スクリプトを書くことに抵抗がなければ、FileWatcherManagerはきっと、やりたいことができる最高のフォルダ監視ツールになると思います。


○ FileWatcherManager Ver.1.00bをリリースしました! ( ソフトウェア ) - あさりのみそしるダイアリー - Yahoo!ブログ


変更内容は以下のとおり。

[1.10a (2017/08/18)]
・機能追加
- スクリプト置換マクロを実装しました
- スクリプト挿入マクロを実装しました
- 複数のスクリプトを単一のFileWatcherManagerで開いたり、動作の管理をしたりできるようになりました

・機能変更
- file_readvalマクロに、文字コード指定機能を追加しました



今回追加されたマクロなどは、以下のとおり。


・スクリプト置換マクロ
  スクリプト中の文字列を置換したあと、エンジンにスクリプトを入力します。
  use-macroの設定にかかわらず、必ず実行されます。

  スクリプト置換マクロは、FileWatcherManager.defineファイルに以下のように記述します。
  スクリプト中で、通常のマクロと同様にdefineで定義したマクロを記述すると、
 エンジンでスクリプトを解析する前に、定義したマクロを任意の文字列と置換します。
  
  ただし、既存のマクロと重複する場合、予期しない動作になる場合がありますので、ご注意ください。
  また、空行は無視されます。

  書式:
    #define マクロ名
    置換後の値
  
  記述例:
  ・FileWatcherManager.define への記述方法
    #define ignore-short
      set ignore-short-interval-update true
      set ignore-short-interval 3000
    
      #define test
      テスト

    ・スクリプトへの記述方法
      $ignore-short$
      $test$

  結果:
    # 上記の記述例でスクリプトを記述したとき、実行されるスクリプトは以下のとおり
    set ignore-short-interval-update true
    set ignore-short-interval 3000
    テスト


・スクリプト挿入マクロ
  スクリプト中の文字列に、他のスクリプトの内容を挿入したあと、エンジンにスクリプトを入力します。
  use-macroの設定にかかわらず、必ず実行されます。

  スクリプト挿入マクロは、スクリプトファイルに以下のように記述します。
 エンジンでスクリプトを解析する前に、定義したマクロの位置に、任意のスクリプトの内容を挿入します。

  書式:
    #insert スクリプトファイルパス
  
  記述例:
    ・スクリプト例
      filewatcher test1
        ...

    ・上記のスクリプト例で、冒頭にsample.fwsのスクリプトを挿入する場合の記述方法
      #insert sample.fws       <-- ここに挿入されます
      filewatcher test1
        ...

  結果:
    # 上記の記述例でスクリプトを記述し、sample.fwsの内容が「exec manual-scan」のとき、実行されるスクリプトは以下のとおり
    exec manual-scan
    filewatcher test1
      ...





今回の変更により、役割ごとにスクリプトを分けたとき、いちいち異なるFileWatcherManager.exeで読み込ませて、タスクトレイをいっぱいにするなんてことをしなくてもよくなりました。

また、スクリプト置換マクロ、スクリプト挿入マクロを使用することで、普段よく使う決まりきったコマンドをスクリプト置換マクロに登録するか、別スクリプトファイルで用意しておけば、いちいち書かずに、スクリプトを記述することができるようになりました。

今回で不具合修正や要望を除けば、当面のバージョンアップはないかと思います。
それではまた逢う日まで。




おわり。