東の空に明るみが…朝が来る。
今日は9月30日。
…僕らの学生生活最後の夏休みが終わる。
きっと今日も、昨日までと変わらない1日。
そして明日もきっと、今日と同じようにはじまる、そんな夜明け。
しかし、明日も訪れるであろうこの夜明けは、今日限りの夜明け。
この先ずっと、出会うことのない夜明け。
キミたちは、この夜明けから何を感じるであろうか。
期待?希望?夢?
・・・それとも、不安?心配?絶望?
何度となく迎えてきた「夏休みの終わり」は今日で終わる。
次に出会う「夏休みの終わり」は、今と似ているものかもしれないし
あるいは、とても風の変わったものかもしれない。
しかし、どちらであるのかは、今の僕らにはわからない。
知っているとしたら・・・そうだね、1年後のキミ自身なら、その答えを知っているかもしれない。
ただ、その時にはもう遅い。
今、この瞬間に、感じておくべきことは、きっと何かあるはずだ。
学生生活はあと半年で終わる。
小学校から続いてきた、何度も迎えたこの瞬間は、今日を限りでさよならだ。
そんな、大切な瞬間だからこそ、もう一度、自分のこれまでを、そしてこれからを、今日だけでも見つめなおす
それができれば、この先にあるものは、きっと自分が描いてきたものと、うまく重なるかもしれない
今日は一つの大きな区切り。
今日が終われば、またいつものような夜明けがつづく。
朝は訪れ続けるのさ。変わらぬ太陽がこれからも、な。