あさりのみそしるダイアリー

ココロおだやかに暮らしてます😌

DTCP+を取り入れた録画用HDD、アイオーデータからリリース!

最近、ネット通販を見ていてもRECBOXの動きが怪しくなってきていましたが、昨日、アイオーデータよりDTCP+という規格に対応した新型RECBOXがリリースされました!


〇 プレスリリース 2013年 | 世界初 DTCP+技術を利用したリモートアクセス対応ハードディスク | IODATA アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/news/2013/press/pr001.htm

〇 新製品情報 2013年 | 録画番組を外出先のパソコンで再生できる、 世界初!DTCP+対応ハードディスク「RECBOX」が新登場 | IODATA アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/news/2013/newprod/hvl-a.htm

〇 アイ・オー、初の「DTCP+」NAS。録画番組を宅外でも再生 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130116_581778.html


今回リリースされたのは以下の3機種。

・HVL-A2.0
・HVL-A3.0
・HVL-A4.0

各モデルはそれぞれ、2TB、3TB、4TBのHDDを内蔵しており、従来のRECBOXと同様、テレビやレコーダーで録画した番組をムーブしたり、スカパー!プレミアムサービス(旧:スカパー!HD)を録画したりすることができます。

また、従来モデルと大きく異なる点として「DTCP+」という規格に対応したことが挙げられます。業界初ですね。

従来はRECBOXにムーブしたデジタル放送の録画番組は家庭内(正確には同一のネットワーク)のDLNAクライアント機器(テレビやパソコンなど、要DTCP-IP対応)からしか再生できませんでした。

イメージ 1



しかし、この規格に対応したことで、録画した番組を家庭内だけでなく外出先のネットワークからも再生できるようになりました。

イメージ 2



ただし、これでは家庭内ネットワークの場所さえわかれば不特定多数の人が接続・視聴できてしまい、番組データそのものは暗号化されているとはいえ、どこぞの不正アップロードされた動画のストリーミングと変わりません。

そのため、外出先からのアクセスには以下の条件がつきます。

・外出先からアクセスするクライアント(パソコンなど)は事前にサーバーとなるRECBOXとペアリングしていること
・1つのサーバー(RECBOX)とペアリングできるクライアントの台数は20台まで
・1つのサーバーへ外出先からアクセス可能なクライアント数は1台まで(同時に複数の外出先からアクセスできない)

以上の制約を設けることで、不特定多数への配信を不可能にすることができます。
もっとも、知人・友人のパソコンを自宅のサーバーとペアリングさせて視聴できるようにすることは、この方法なら十分に可能ですけどね。パソコンはパソコンであり、自分のパソコンと知人・友人のパソコンの間には、特に違いはありませんので。

なお、転送帯域の都合で、録画番組のビットレートは3Mbps以下が推奨されています。
TSないしDRモードのまま録画した番組だとおそらく再生できないでしょう。低画質で録画するか、番組を変換(ダビング)した上でRECBOXに転送しましょう。まぁ、それだけのことができるレコーダーやテレビというのはある程度限定されますけどね。アイオーデータから提供されているテレビキャプチャ「GV-MVP/Xシリーズ」で低画質モードで録画して転送するなどでもいいでしょう。

本体にハードウェアエンコーダみたいなのを搭載してくれれば、もっと利便性は高くなるとは思いますが、それでも、少なくとも今までは容易に持ち出すことができなかった録画番組を、外出先でも手軽に楽しむことができるようになったのは、かなり大きいと思います。私も早くためしてみたいところです♪


それ以外にも、新型RECBOXにはいくつか変更点があります。

1.同時ストリームが3つまで対応するようになった
従来機は、同時に2台の機器までアクセスでき、2台のクライアントから番組を再生したり、1台で録画しながらもう1台で再生したりすることができました。
それが、最新機では3台の機器までアクセスできるようになり、3台のクライアントで同時に番組を視聴したり、2台で視聴しながらもう1台で録画したり、3台で同時に録画したりと、より利便性が向上しました。中身のCPUも性能が高いものになっているとすれば、コンテンツ操作などももっと快適にできるかもしれませんね。


2.スマートフォンからのコンテンツ管理も容易になった
従来機でもできましたが、スマートフォンのブラウザ上に表示される画面はパソコンのそれと同じでした。
つまり、あのこまごまとしたボタンなどを、スマートフォンの小さな画面で操作しないといけませんでした。
実際にやったことがありますが、使いにくくて仕方がなかったです。やたらと別のところを押してしまうなどの誤操作をしてしまいました。
結局、パソコンでやった方が早いということになったのですが、最新機ではスマートフォン向けのコンテンツ管理画面表示が提供できるようになり、より操作しやすいインタフェースになっています。


3.小型化した
従来機は分解したことがあるのですが、案外中身はスペースがゆったりととられています。
ハードディスクが1つしか入っていない割には、だいぶ大きなサイズでした。
それが、だいぶ小型化したようで、従来機よりも小さなスペースに設置できるようになりました。
もちろん、従来と同様、4台まで重ねて設置可能です。


4.ダウンロードムーブ機能に対応
これまではiVDR-S Media Server 3とiVDR-Sアダプタおよびカートリッジを用いてしか、SCEの録画機「nasne」で録画した番組をiVDR-Sメディア化(ここから派生してBDへのダビングなども可能)する「ダウンロードムーブ機能」を実行することができませんでした。
しかしようやく、今回リリースされる最新のRECBOX+REMOTEでは、この「ダウンロードムーブ機能」に対応し、iVDR-Sを用いなくともnasneに録画した番組をBD化したり、RECBOXで管理したりできるようになりました。

〇 ちょっとnasne(ナスネ)が気になる・・・。
http://blogs.yahoo.co.jp/asari_no_miso_soup/40080901.html


5.その他
USBポートが従来機は背面1ポートだったものが、最新機では前面1+背面1ポートになりました。
従来と同様、外付けUSB-HDD内にあるデータをDLNAで配信したり、デジカメコピーにも対応したため、前面にUSBポートを設けることでデジカメの接続を容易にし、パソコンいらずで撮影したデータをRECBOX側にコピーすることができます。
また、USB機器の取り外しスイッチも前面につくようになりました。ただ、1つしかスイッチが見当たらないため、前背面一括かもしれませんね。リセットボタンは従来通り背面です。



また、この新型RECBOXを購入すると、パソコンで再生可能なクライアントソフト「DiXiM Digital TV 2013 for I-O DATA」を無償でダウンロードできます。

このソフトを持ち出すパソコンにインストールすることで、外出先のパソコンからDTCP+対応RECBOX内の録画した番組を視聴できるようになるわけです。

リリース直後の段階では、外出先のクライアントとしてはパソコンからしか対応していないそうですが、今後、スマートフォンなどからもアクセスできるようになるかもしれません。


その他にも、SCEの「nasne」と連携して、nasneで録画した番組をRECBOXに自動ダウンロード「オートダウンロード機能」なんかの新しい機能の提供も予定されているみたいですね。

今後の展開もたのしみですが、外出先での再生機能に関しては、とにかく早いうちに買って試してみたいところです。


なお、今回リリースされたモデルは2TB以上のディスク容量を持っています。
1TB、1.5TB、スカパー限定では500GBモデルのものが存在しましたが、DTCP+対応モデルではこれらのディスク容量の機器はリリースされないみたいですね。換装対策の意味も込められているのでしょうか?