スカパー!e2やスカパー!HDなどのスカパー!サービスで6日(月)11:00すぎ頃に放送障害があったようです。
○ 悪天候により視聴障害が発生しております|お知らせ詳細ページ|お知らせ一覧|スカパー!e2
http://www.e2sptv.jp/oshirase/oshirase_20120806_001.html
○ 悪天候により視聴障害が発生しております|お知らせ詳細ページ|お知らせ一覧|スカパー!HD
http://www.skyperfectv.co.jp/sptv/oshirase/oshirase_20120806_001.html
私の場合、その時間はちょうど私の住んでいる地域では天気が悪くなってきていて、雷が鳴ったり雨が降ったりしていたので、スカパー!HDチューナーでちゃんと録画が行えているか確認したり、念のため天気の悪い時間帯の番組の再放送の録画予約を入れたりしていたのですが・・・
予約履歴を見てみると、なんと11時~12時にかけて放送された2つの番組に何か「おしらせ」マークがくっついています。
それぞれ内容は以上のようなものでした。
ちなみに、録画一覧の方は、天気が悪いから録画に失敗したのだと思い、この時点ですでに削除してしまいました。
ただ、なぜか後半の11:30~の録画の方は、録画一覧の方では「お知らせ」マークが表示されていなかったので、ちゃんと予約の履歴を確認しておかなかったら、再放送を録画せずに終わってしまうところでした。危ない危ない。
原因は「気象条件により放送信号の受信レベルが低下した」ことが有力ですが、実はこの放送障害(受信障害)は、ただ単に私の住んでいる地域の天気が悪かったことだけが問題だったわけではなかったことは、先述のリンク先に書かれている通りです。
BSやCSのような、静止軌道上に存在する衛星を経由して受信するタイプの放送方式では、まず送出局からテレビ番組などの情報を放送(通信)衛星に対してアップリンク(送信)し、この情報を衛星は地上に対して再送信(ダウンリンク)します。この再送信された情報をBS/CSアンテナを設置した一般家庭などの受信点で受信し、テレビなどに映像や音声が流れるわけです。
ところが、受信点付近の天気が悪く、分厚い雲や雨粒などに衛星からの電波が遮られ、受信点で受信可能な信号のレベルが大きく低下した場合、衛星から送られてくる映像や音声などの情報を正確に処理することができず、ブロックノイズがでたり、あるいは完全に画面に何も表示されない状態になったりして、受信障害が生じてしまいます。
もちろん、天気の良い場所では衛星からの電波を正常に受信できるため、テレビには何の問題もなく映像や音声が流れます。
しかし、送信障害の場合は話が違います。
いくら受信点付近の天気が良くて、雲一つないような状態であっても、衛星に対して番組などの情報を送信(アップリンク)している送信局付近の天気が悪いと、衛星に対して送られる電波がさえぎられて、衛星が受信できる信号レベルが低下し、受信点に対して十分な情報を送信することができないため、受信点でも当然正常に電波を受信することができず、ブロックノイズが生じたり、あるいは画面に何も表示されない状態になったりします。
送出局では、たいていこのような状況を回避するために、一般家庭とは異なる大きなパラボラアンテナを使ったり、メインの送信設備とは別の予備用の送信設備を距離が離れた別の場所に設置し、万が一の時には予備の送信設備から情報を衛星に対して送信します。
電波の性質や受信点でのアンテナの設置具合により、受信レベル低下の影響を受けない帯域や受信点もありますが、晴れているのにスカパー!(CS)やBSをうまく受信できないという場合には、受信環境をチェックすることはもちろんですが、スカパー!のウェブサイトなどで送信障害が発生していないか確認することも念頭に置いておきましょう。