あさりのみそしるダイアリー

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ひさびさにスカパー!プレミアムサービスを2番組同時録画しました

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懐かしのスカパー!プレミアムサービス(旧:スカパー!HD)チューナー。今はパナソニックの「TZ-WR320P」をレンタルで使っているため、退役して眠っていましたが、昨日の無料開放日に、ちょっとこの子にも仕事ができたので、ひさしぶりに引っ張り出してきました。

電源ケーブルがみつからなかったので、USBの外付けDVDドライブの物を使いました。といっても、ただのメガネケーブルですけど。


昨日は無料開放日だったので、スカパー!(旧:スカパー!e2)よりも画質のいいスカパー!プレミアムサービスの日テレ+で「ちはやふる」一挙放送を録画しつつ、同じ時間に「MONDO TV」で放送された「咲-saki-」第24話を録画しました。
「ちはやふる」はすでに録画し終えていたのですが、何よりやっぱり画質ですよね。
実際にスカパー!とスカパー!プレミアムサービスとで同時に画面に表示させて比較してみましたが、前者はボケてる感じがするのに対し、後者はさほどぼけっとした感じを感じませんでした。

あと、「咲-saki-」はまだ録画コンプリートしたことがなく、こうして無料放送の時にちょこちょこ録画している程度なのですが、いずれはコンプリートしたいですね。来月にはまた連日放送するみたいなので、契約&録画してみてもいいかもしれません。なお、これを放送している「MONDO TV」は、スカパー!プレミアムサービスでのみ放送されています。専用のアンテナとチューナーがないと受信できません。

さて、今回は同じ時間帯に2つの番組を録画したわけですが、私の家にはスカパー!プレミアムサービス用のアンテナは1つしかありません。マルチアンテナではないので、受信部は1系統です。それでも同時録画できました。

今回は録画に際して「TZ-WR320P」と「SP-HR200H」(写真のチューナー)も使いましたが、同時録画であれば前者だけで2番組同時録画できます。
今回2台用いたのは、「TZ-WR320P」では視聴や録画時に使用するチューナーを手動で選択することができず、ヘタに予約録画やチャンネル変更などをして、あるいは内部的なチャンネル変更によって、録画が正常に行われないというトラブルを避けたかったためです。
物理的に2台のチューナーで運用すれば、このようなトラブルは回避できます。

で、普通に分配できないのか?というと、スカパー!プレミアムサービスでは通常はできません。

スカパー!プレミアムサービス(東経124/128度)は、スカパー!(=旧:スカパー!e2 / 東経110度)と違い、同じアンテナで複数の番組を視聴ないし録画する場合に制限があります。
通常、2番組を同時視聴・録画したい場合、アンテナを2つたてるか、あるいはマルチチューナーを使ってアンテナ線から2系統、ケーブルを引っ張ってこないといけません。

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〇 スカパー!プレミアムサービス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%91%E3%83%BC!%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9



スカパー!と違い、スカパー!プレミアムサービスの場合はチャンネルにより「電波の送出の仕方が水平偏波か垂直偏波か」または「使用する衛星が124度か128度か」の違いにより、アンテナの受信部(コンバーター)の状態を切り替える必要があります。
そのため、受信できるチャンネルに制限がつきます。たとえば124度・水平偏波のチャンネルを受信する状態のアンテナに対し、124度垂直偏波のチャンネルに合わせようとしても受信できません。

そういうわけで、スカパー!プレミアムサービスでは、複数番組の同時視聴・録画の際には、チューナーの数だけのアンテナを用意する必要があります。

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なお、マルチアンテナは2つのスカパー!プレミアムサービスの受信部をもっているので、1つのアンテナで2つのチューナーに接続できます。(カンタンに言えばコレ1つでアンテナ2つ分ですね。)


とはいえ、電波の送出方式が同一であれば、1つのアンテナから2つ以上の番組を同時視聴・録画することができます。たとえば、120度垂直偏波のチャンネル同士であれば、何番組でも同時視聴・録画が可能です。

ただし、受信するチャンネルの組み合わせ次第でどちらか一方が受信できなくなる場合があり、またシステムが内部でデータを受信するために受信状態を切り替える場合もあり、これは推奨されません。

たとえば、同じアンテナ(受信部)を共有するチューナー1と2で、チューナー1ではAという番組を録画中に、チューナー2が視聴チャンネルの変更やシステムの更新のため受信部の状態を切り替えると、受信部の状態によってはチューナー1が番組を受信できなくなり録画に失敗してしまいます。あるいはチューナー2で視聴中にチューナー1が別のチャンネルの番組を録画しようとすれば、この場合もまた受信部の状態によっては不具合が発生します。

そのため、メインチューナーをアンテナ制御可能にし、それ以外のチューナーはメインチューナーに従属する形でアンテナ制御に関与しないようにすることで、メインチューナーで録画中にサブチューナーのチャンネル切り替えにより録画に失敗してしまうというようなトラブルを回避できます。
ただしこの場合、メインチューナーの録画はすべて成功しますが、サブチューナーはメインチューナーにより変更されるアンテナ受信部の状態によっては不具合が発生する場合があります。ただ、1系統でも録画や視聴が安定したチューナーがあるという意味ではこちらの方がはるかに望ましいです。

このような制御は、使用するアンテナ分配器において、CSアンテナに流れる電流が、全系統電通型のものではなく、1系統電通型の分配器を使うとよく、1系統電通型の分配器の電流通過端子にメインチューナーのアンテナケーブルを接続します。


今回の録画においては、「AT-X!HD」「MONDO TV」「日テレ+」で同時録画の状況を確認しました。その結果は以下の通りです。

〇 アンテナ1つでの同時受信の可否
「MONDO TV」+「日テレ+」=可能
「MONDO TV」+「AT-X!HD」=不可能
「日テレ+」「AT-X!HD」=不可能


今回は、他のことでいろいろとやることがあったので試せませんでしたが、また次の機会には、スカパー!プレミアムサービスにおける1アンテナでの複数チャンネル同時受信について、どの組合せであれば同時受信が可能なのか、検証してみたいと思います。

もっとも、実際に実験してみなくても、チャンネルごとの衛星の経度(120度 or 124度)や電波の方式(水平偏波 or 垂直偏波)がわかれば、そんなことをしなくてもいいわけですけどね。



なお、通常のスカパー!(旧:スカパー!e2)の場合は、衛星の種類は110度のみ、電波の方式も右旋円偏波の1種類のみのため、アンテナ受信部の切り替えが不要であり、このためどのチューナーでどのチャンネルに合わせても、互いに干渉することはありません。

加えて言っておくとすれば、スカパー!プレミアムサービスの契約を考えていて、複数の番組を録画する可能性が少しでもあるのであれば、CS端子が2つついているマルチアンテナを最初から購入した方がいいでしょう。
値段に大差はないですし、私は導入時、そういうことを考えていなかったので、今になって若干もやっとしています。やはり必要なときに対応できる方がはるかにいいです。



スカパー!(旧:スカパー!e2)



スカパー!プレミアムサービス(旧:スカパー!HD / スカパー!光)