古いものだと20年以上前のテープになり、いつまでも放置していると、テープ同士が癒着したり、カビたりして、最悪、再生できなくなってしまいます。
実家の引越しの際、VHSテープは"ちゃんと"残っていたそうで。
(ミシンや、LEGOブロックなど、残しておきたかったものの一部を業者が間違って?廃棄してしまうというとんでも事件があったので・・・)
VHSテープをDVDに取り込む方法としては、たいてい、パソコンにビデオキャプチャをつなぐ方法と、DVDレコーダーを使う方法のいずれかになります。
パソコンを介さなくて良い分、後者の方が圧倒的にラクチンなので、実家で稼働中のレコーダー「RD-S304K」を使って取り込むことにしました。

ただ、このRD-S304K、帰省時にER7071エラー(DVDドライブの異常)を発症しており、ちとあやしい。
とりあえず映像だけでも取り込めれば、その後の作業はパソコンでもできる(「LANDE-RD」というフリーソフトを使うと、レコーダーのHDDからPCに"著作権保護のない"映像をネットワーク経由でダビングできる)ので、とにかくまずは取り込み優先で作業を開始しました。

ビデオテープの中には、私が生まれる前に録画された金曜ロードショー「となりのトトロ」(1989年4月28日O.A.)もありました。しかもCMカットされてます。どうやったんだろ。
このテープは、無事に再生できました。

で、ダビング作業中、1本だけエラーが発生。
なんとテープが切れてしまいました。アチャー・・・。
しかし、CD/DVD/BDのようなデジタルメディアと違い、アナログメディアのいいところは、エラー部分以外は"再生できる状態になれば再生できる"こと。

修復作業開始。こんな風に切れています。

ドライバーでVHSテープを分解します。テープがほぐれてしまわないように注意。
あと、VHSテープの修復なんてしたことないので、元の構造をちゃんと把握しておかねば。

こちらがもう一方のちぎれた部分。

下手に貼り合わせると、VHSデッキごと壊してしまいかねません。

千切れた部分ははさみでカットします。
ここに書き込まれていた映像は、残念ですが破棄。10秒程度。

セロハンテープでうまく貼り合わせます。
このときセロハンは裏側(カセットの内側方向)に貼ります。

こんな感じ。
はみだすのもダメ。厚くなるのもダメです。

貼りあわせたら元の形にテープを戻します。
違和感は、言われて見なければないかも?

分解したケースを元に戻します。
VHSデッキに挿入し、ドキドキしながら再生すると・・・問題なし!
ちなみに、このあとまた別の箇所で千切れましたが、そこも同じように修復しました。それ以降は最後まで再生できました。
昔はこんな感じで映像編集してたんだよなぁ・・・なんて思いつつ、とりあえず修復ミッションクリアです。
他のVHSカセットは、カビや再生できないなどなく、問題なく取り込むことができました。
あとはパッケージ化ですが、これは横浜宅での課題。
さて、冬休みも残すところあと2日。
言ってみれば、いつもの土日のようなものです。
ほとんど家でダラダラしてるだけの、寝正月っぽい感じですが、いやいや、ゆっくりできるのって、いいじゃ、ないの。
横浜への帰省は日曜日。ギリギリまで居たいので。
だから明日は実質最後の1日。
ぐぬぬ。
P.S.
VHSカセットテープはまだあるらしいですが、どこにいるのか分からないらしい。
捨てられていなければいいのですが・・・。