あさりのみそしるダイアリー

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怪文書

今日、0時30ごろ、けものフレンズプロジェクトA(アニメ)より怪文書が公式に掲載されました。


〇 けものフレンズプロジェクト|公式サイト


発表直後はサーバーダウンしていましたが、3:30現在は、平常通り見ることができます。
(ただ、時間帯によってはまた混雑してみることができないかもしれません。)

まずは落ち着いて、この掲示をご覧ください。

そのうえで、私の偏見を込みでまとめると
1.第1期アニメと同じ体制で第2期を製作することを優先していた
2.8月に入った段階でヤオヨロズ(たつき所属のアニメ制作会社)から事態の話を受けた
3.アニメ2期は現在1から制作体制を模索することになっている
4.広く門戸を開放し、だれのものでもないプロジェクトとして多方面でいろんな方の手で展開してきたが、ヤオヨロズが関係各所に連絡なしに作品利用をしていた
5.ヤオヨロズに情報共有を申し入れたが受け入れられず、辞退という流れになった
6.こんなことはあったけどファンを守り活動を続けていきたいからよろしく


みなさんはどうとらえますか?
私には、ヤオヨロズにすべての押し付けて、事態の収束をはかろうとしているようにしか見えません。
これだけ炎上している中、わざわざガソリンをぶちまけるとは、いい度胸してますね。

結局、この件をひとことで言うなら、角川とヤオヨロズ(制作)との対立です。
そしてその根本にあるのは、「関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用」、つまり角川はヤオヨロズに対して、勝手にコンテンツを使うなとはたらきかけたと読み取れます。

では、何が勝手なコンテンツ利用にあたったのでしょう?

けものフレンズプロジェクトでは、コンテンツの2次創作ガイドラインが存在し、これに沿っていれば誰でも自由にコンテンツを扱うことができます。
それは、怪文書中の「広く門戸を開放し」~「誰のものでもないプロジェクトとして」と書かれているとおりです。

テレビシリーズ最終回終了の翌週に、たつきの自腹で制作された第12.1話「ばすてき」や、どうビス×PPPのミュージックステーション出演などイベントのたびにツイッターに投稿されたたつきの1枚絵に問題があったとでもいうのでしょうか?
2次創作はよくても、1次作品のアニメと同じリソースを使って、勝手に制作したからアウトなのでしょうか?
しかし、これらはいずれもたつき単独で行われたものであり、ヤオヨロズ全体に対して問題にするのは少々無理がありませんか?

その他のJRAコラボ、アニサマコラボ、日清どん兵衛コラボは、企業コラボを末端の制作会社が勝手に進めるなんてことをできるはずがないので、これにはプロジェクトが絡んでいたとみるのが自然でしょう。これらはアウトにはならないはずです。

もりのおんがくかいでは、配布されたポスターをはじめ、多くのアニメ絵ベースのグッズが販売されました。これには、KFPAと入っているので、確実にプロジェクトが絡んでいます。もしグッズそのものに問題があるとすれば「事前に」情報共有ができていたかどうか、ですが、グッズ展開まで制作会社が扱う問題ではないでしょう。


文面から読み取れる、プロジェクトがヤオヨロズに対して問題としていることは、「たつきがアニメリソースを勝手に利用していること」ということになりますが、アニメ第2期の制作を辞退してまで、この問題の改善は受け入れられないものでしょうか?辞退したらなおさらリソース利用は難しくなるはずです。

となると、文面にはない理由で、ヤオヨロズは辞退せざるを得なくなったということになりますが、これはもう完全に私の一方的な推測ですが、角川側が一方的に受け入れ困難な条件をヤオヨロズに押し付けたとしか考えようがありません。


たつきの「残念です」と、今回の怪文書の内容は、まったく一致しないのです。

それに、「8月に入った段階で」辞退したいとの連絡を受けたと書かれていますが、先週公開されたばかりの日清コラボアニメとの整合性がとれません。
あの動画が公開されたときのたつきのツイート内容は、とても「辞退」や「残念です」につながる要素があるようには見えないのです。
他のコラボ動画も同様です。「8月に入った段階で」ヤオヨロズ側から辞退したのだとしたら、そのいずれも存在しないはずなのです。



「けものはいても、のけものはいない」、やさしい世界を体現したアニメなのに、この文書からはけものフレンズの根底を公式自らが否定するような「のけものづくり」をしているように見えて仕方がありません。

500日も、ただ「アニメ・けものフレンズ」のために力を注いできて、畳みかけのコンテンツをここまでファンとともに盛り上げたたつきには、とても相応しくない終わり方なのです。

これはなにか、とても巨大な力がはたらいているのだと、そう思います。
この暴挙を、ただ見ているだけなんていうことは、とてもできないのですが・・・

私は、このままアニメを含めたけものフレンズ全体が終息へと向かっていることが残念でなりません。
あれだけ毎日新しい「たのしー」が発表されて、毎日が大騒ぎだったのに、どうしてこんなことに・・・

私はアニメから「けものフレンズ」に入り、リアルタイムで見ていたわけではないけれども(アニメをまだ見ていない頃なんて、タイトルからまったく違うものを想像していたくらいだし)、それでもアニメを見て、あの世界にこころひかれたのです。

今までアニメのリアルイベントなんて行かなかったのに、けもフレのイベントだけは、行きたくて仕方がないくらいです。舞台に行ったり、オーケストラに行ったり、CDリリース記念イベント、ファンイベント、アニメコラボイベント、グッズを買ったり・・・こんなにもいろんなところに行ったことなんて、いまだかつてけもフレ以外にありません。ライブのチケットが取れずにくやしかったことも、ないのです。
サーバルちゃんに手を引かれて、いろんなところに行っては、たーのしーを体感して、味気なかったルーチン的な日常が、だいぶ変わって見えました。
コンビニくじひいたり、中の人のラジオを聞いて、幸運にもサイン入り台本をもらったり、イベントで短い時間だけれども直接中の人と対面してお話したり・・・本当にいい思い出ばかりです。

そんなけものフレンズだから、いつもと変わらぬメンバーで、これからもよろしくしたいのです。

この作品は、よしざきおにいさんのコンセプトデザインや、たつき監督、どうビス×PPP、かばん、そして多くの方が制作に携わってはじめて出来上がったもの。
最終話ラストで、新しいエリアへと向かうサーバル・かばん一行のグレートジャーニーのつづきのお話は、ほかの誰でもなく、たつきらにつくってほしいのです。

たつきの絡まなかった舞台・けものフレンズのお話は、私は好きです。でも、あれはそういう、ある種の別次元的な、サイドストーリー的なものだと理解していたから、それで楽しめたのです。

アニメ2期が、1期のつづきなら、それはアニメのメインストーリーなのだから、描かれるべきサーバル・かばんらの冒険を、私は見たいのです。
だから、たつきには戻ってきてもらわないと困るのです。


12話で、かばんちゃんはフレンズたちによって、無事に助けられました。
いま、たつきはかばんちゃんと同じ立場にいるとすれば、困難を群れで分け合い、フレンズの力を結集して、巨大セルリアンに立ち向かわないとならない。

やれるだけのことはやるのですよ、かしこいので。