「鉛筆に黒だけではなくいろんな色のバリエーションを用意したものの、いざ書こうとしたらすぐに芯が折れてまともに書けない」
例えるなら、そんな感じです。鉛筆なのに字が書けない。
そして、基本的な機能は当たり前に動いて当然なのだから、あらたに追加した機能を重点的にテストしたり評価したりしよう・・・として、結局基本が動いていないことに気づかずに世に出ている気がします。
特に一般消費者向け製品については、その傾向があるのでは?
アイオーデータとか、ソニーとか、今日はそいつらにとんでもない苦労をかけられました。
・無線LANルーターなのに、必ず3分で無線接続が切れてしまう。
・音楽配信が可能なサーバーなのに、専用アプリで音楽を聞けない。
・スマホのバッテリーが切れたので充電ケーブルを挿して電気も通しているのに、充電されない。
どいつもこいつも基本でつまづいています。
これはユーザーの使い方が悪いから起こるのでしょうか?
特殊な条件・環境下で難しいことをしようとしているからおこるのでしょうか?
ごくありふれた、当たり前の操作をしているだけなのですが・・・。
少なくとも、ユーザー側からすれば、そういう意識でやっていることなのですが!
はやくリリースしないと、他社に先を越されてしまう。
最近はファームウェアアップデートを容易にできるから、まずは早期リリースをして、問題があればあとで修正しよう。
不具合なんてあとで直せばいい。ファームウェアアップデートを自動で実行できるようにしておこう。
そんな意識が見えている気がします、1ユーザーとして個人的な意見ですが。
手軽にアップデートできず、リコール上等な昔の製品の方が、よっぽどしっかりと作り込まれていたし、動いて当然のところで不自由なんてしなかったと思いますよ。
付加価値というのは、製品としての土台をなしてこそ意味のあるもので、基本がダメなら差別化のための付加価値なんて無に等しいです。
目がどこについていて、頭がどこにいっているのかさっぱりわかりませんが、まず基本を見失わないでほしいです。
迷惑するのはユーザーなんですよ!
ちなみに、昨日更新できなかったのはアイオーデータのせいです。
つまりは、そういうことなのですよ。
それから、ソニーは4KとかHDRとかはどうでもいいから、まずはちゃんと充電できるスマートフォンを作るところからはじめようか。既存の文鎮の考え方やコンセプト、高機能はすべて捨てても構わないし、スマートでなくてもいいので、まずは持ち運びできるように充電池が搭載されていて、それを充電することで電話として機能する、携帯電話を作ってみようか。そこからはじめましょう、ね。
さぁ、遅れを取り戻そう。まずは携帯電話としてのスタートラインに立ちましょう。
基本がなっていないというのは、つまりは、そういうことなのですよ。