今週公開した「WebCamViewer」を更新しました。
今回は複数同時実行対応がメインです。
あと不具合修正。
今度こそ、特に不具合や要望などない限り、最後の更新かもしれません。
内容的には、v1.20aにしてもいいくらいの更新ですが、WebCamViewer本体自体は大して変わっていなくて、結局、v1.10aで追加された「引数から設定を読めるようにした」変更を活かしたManagerを新規に追加しただけなんですよね。
で、今回の変更内容は以下の通り。
[1.11a (2015/8/15)]
・機能追加
- カメラ再接続を追加しました(切断されたカメラに再接続します)
- カメラ画質設定を追加しました(カラー/グレイスケール表示モードを切り替えできます。ノイズモードはお試しです。)
- ウィンドウサイズに、画面サイズの1/4,1/9,1/16の3つを追加しました
- カメラ設定と複数同時起動をサポートするWebCamViewerManagerを、別途追加しました
・変更
- カメラ設定時、カメラ名およびカメラURLを入力しないと「適用」できなくしました
- カメラ設定時、カメラ名に一部の記号を指定できないようにしました
・不具合修正
- ver.1.10aで初回起動時にカメラ設定せずに終了したとき、次回起動時にアプリケーションエラーになる件を修正しました
前回(1.10a)、および今回(1.11a)の更新により、Viewerの使用方法が変更されたほか、Managerの使用方法についてもreadme.txtに追記したため、ここにも転記しておきます。
◇ WebCamViewer使用方法 ◇
1. WebCamViewer.exe を実行してください
2. 初回起動時には、まだカメラ設定されていないため、カラーバーを右クリックしてメニューを開き、
「カメラ設定」を選択してください。
3. 下記3項目を、それぞれ正確に入力してください。カメラ名の設定は任意です。
1) カメラ名: カメラの区別をつけるために名前を付けてください。
※設定が不要な場合でも、何らかの名前を付けてください。
※一部の記号(\や"など)はカメラ名に使用できません。
2) カメラURL : 接続先のカメラのURL。アイオーデータのネットワークカメラの場合は、
http://(カメラURL)/snapshot.cgi
http://(カメラURL):(ポート番号)/snapshot.cgi
例) ローカルのカメラをIPアドレスで指定する場合
http://192.168.10.2/snapshot.cgi
遠隔地のカメラをダイナミックDNS(iobb.net)で指定する場合
http://wcam-xxxxxxx.iobb.net:10313/snapshot.cgi
3) ユーザー名: ネットワークカメラに接続する際、ユーザー名が必要な場合は入力してください。
4) パスワード: ネットワークカメラに接続する際、パスワードが必要な場合は入力してください。
なお、パスワードは暗号化されません。平文のまま保存されるので注意してください。
4. カメラ設定が正しく行われた場合は、ネットワークカメラの映像が表示されます。
カラーバーのまま変わらない場合は、カメラ設定が間違っているか、正しくカメラに接続できないことが考えられます。
◇ WebCamViewerManager使用方法 ◇
1. WebCamViewerManager.exe を実行してください
2. カメラ設定を新規に登録する場合は「登録」ボタンを押してください。
設定内容はViewerと同じです。必要なカメラ台数分、登録してください。
間違えて設定した場合は、修正したい項目をクリックして「修正」ボタンを押してください。
また、削除したいカメラ設定は、削除したい項目をクリックして「削除」ボタンを押してください。
3. 接続するカメラにチェックを入れて、「選択カメラのみ起動」ボタンを押してください。
チェック状態に関わらず、すべてのカメラを起動する場合は「すべてのカメラを起動」ボタンを押してください。
4. マネージャーを終了する場合は、ウィンドウ右上の「×」ボタンで閉じてください。
マネージャーから起動したViewerも同時に終了します。チェック状態は保存されます。
※Viewerの動作状態によっては終了しない場合があります。その時は手動でViewerを終了してください。
コピペなのでレイアウトくずれがありますが、見逃してください。
今回メインの追加は「WebCamViewer Manager」です。
WebCamViewerManager.exeを実行すると、この画面が出てきます。
必要なだけカメラを登録し、起動すると、指定した(またはすべての)カメラ設定を適用したViewerが同時に起動します。
起動したカメラは、単独でも終了可能であり、またManagerを終了すると、ここから実行したViewerも終了します。
(ただし、Viewerでカメラ設定を開いていたり、何らかのメッセージダイアログが出ていたりする場合は終了できないため、手動でViewerを終了する必要があります。)
このManagerを使うことで、いちいちsetup.xmlをコピーしたり、バッチファイルなりショートカットなりを作らなくても、同時起動できます。
Managerで追加したカメラ設定ファイルは「カメラ名.xml」というファイル名で保存されます。(なのでカメラ名に一部の記号が使えなくなりました。でも、旧verでカメラ名に不正な文字列をしていた場合でも、アプリケーションエラーになることは仕様上ありません。)
同じカメラに同時に接続することも可能です。需要はないでしょうけどね。
こんな感じで、監視カメラのモニターとして使用することもできます。
画面にフィットした4画面表示などがしやすいように、ウィンドウサイズに
・画面サイズの1/4
・画面サイズの1/9
・画面サイズの1/16
を追加しました。内容は、まんまその通りです。4分割なら1/4, 9分割なら1/9, 16分割なら1/16を使ってください。
また、メニューに「カメラ再接続」を追加しました。
スタンバイから復帰後など、カメラ設定は正しいのにカメラ映像が表示されない(カラーバー)時に試してみてください。
※それでも表示されない場合は、アプリやパソコンを再起動してください。
それから、画質設定を追加しました。
といっても、単純な設定しかできませんけどね。
カラーはそのまま。
グレイスケールを選択すると、白黒表示になります。
白黒の方が都合がいい場合はコレを選択してください。
グレイスケールノイズは、ちょっと入れてみただけです。
ノイジーになるので、とても使えたものではありませんけどね。
ダウンロードはこちらから。Managerも同梱されています。
http://space.geocities.jp/asari_no_miso_soup/blog/app/webcamviewer/WebCamViewer_v1.11a.zip
ネットワークカメラは、Amazonなどで買ってください。
「TS-WLCAM」のみ、動作することを確認しています。
おしまい。