今日もほとんどテレビネタばかり。でもまだネタが残っているので、しばらくは続くことかと・・・。
というより、こういうこと以外のネタって言うのが見当たらないというのもありますが・・・。
さて、少し遅れましたが、地デジ視聴に必要な青色のB-CASカードが小さくなるそうです。
○B-CAS*お知らせ*
http://www.b-cas.co.jp/whatsnew/091102.html
○地デジ専用「miniB-CASカード」が11月より運用開始 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20091102_326146.html
これまでは、クレジットカードほどの大きさのあるカードでしたが、「Plug-inSIM」形状のB-CASカード「小型B-CASカード」として小さなカードが11月から誕生するそうです。
ケータイ電話などで利用されている SIMカードと同サイズということですが、実物を見たことがないので実際にどれくらいの大きさなのかということはわかりませんが、少なくとも既存のケータイに入るくらいの小さなカードというふうに想像してもらえればいいのかもしれませんね。
もちろん、従来の大きなB-CASカードもこれからも利用可能であり、小型B-CASカードが実装されるからと言ってチューナーを買い替えなければならないということはありません。
大きなB-CASカードの場合、それを読み取るためのデバイスは当然それよりももう一回り大きなものであって、小型化したくてもできなかったもの、たとえばフルセグ(地デジ)に対応したカーナビやケータイ電話などのポータブル機器も、この点が非常に迷惑していたことでしょう。
特に、ワンセグではなくフルセグを受信できるケータイ電話を製造しようにも、従来のB-CASカードはあまりにも大きすぎました。
しかし、今回、小型B-CASカードが実装されたことにより、ケータイ電話などのポータブル機器でも利用しやすくなったはず。これで、ワンセグよりもきれいな画質の映像を手軽に持ち運べるようになりますね。今後、どのような製品が誕生するのかも、注目どころでしょう。
・・・っと、さっそくでてきたようですね。
また後日、ここでも紹介しますが、アイオーデータから小型B-CASカードを用いた第3世代ワンセグ対応地デジキャプチャ「GV-MVP/HZ3」「GV-MVP/HS3」がリリースされたようです。
カードが小さくなったことで、本体サイズもかなり小さくなっています。また、手軽に持ち運びできるようになったため外出先でもパソコンに録画した地デジ番組を楽しむことができるようになりました。そのほか、この手軽さを利用してワンセグにも対応。これはすごい製品ですね。詳細は後日。
ただし、小型化したのは地デジ専用の青色B-CASカードのみ。地デジのほか、BSやCSにも対応した赤色B-CASカードは従来サイズのままです。主に利用される用途が3波対応テレビやレコーダー、チューナーくらいで、常に衛星アンテナとつながっているそれを持ち運ぶ必要性もないので小型化するメリットもなさそうですし、BSやCSの契約情報等を記録するメモリーがカード内部に含まれているとすれば、小型化するのも技術的に難しいのかもしれません。
ただ、小さくなったからと言って決してなくなったわけではありません。シュリンクラップ方式(B-CASカードのパッケージを開封した瞬間から利用規約に同意したとみなされる)であり、あくまでビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ社から借りているものであることは言うまでもない。
地上波の無料放送が暗号化されていることもナゾですし、地デジ対応製品を利用する際にはユーザーはカードを挿入する手間をかけなければならないこと、カードを紛失するリスクがあること、カードの接触不良で正常に視聴できなくなるリスクがあること、カードが故障するリスクがあることといった、あらゆる問題を抱えている点に変わりはありません。
カードとリーダーとはあくまで接触しているだけなので、読み込みエラーで録画失敗なんてこともなきにしもあらず。実際、私も1度経験しているので決して他人事ではないわけで・・・。
NHKの受信料を払いたくなければNHKを見なければいい⇒NHKを見れないようにするために暗号化⇒スクランブル解除には受信契約したB-CASカードを用いなければならない
とすれば、NHKを見ない世帯にとっては受信料の取り立てをされなくても済むのですが、それはもはや公共放送というよりは有料放送のような感じですよね。あまねく国内すべての地域で受信できなければならないという条項にも抵触します。ま、難しい問題です。
たしかに著作権保護は大事ですが、世界中どこを見ても無料放送にスクランブルをかけているのは日本くらい。B-CASカードの発行元であるビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ社も1民間企業であり、チューナーのためにB-CASカードを発行するたびに利益を得ています。これから日本全国に普及させようとしている地デジチューナーすべてにB-CASカードが必ず必要であるというのは、これまでも書いてきましたがどうかと思いますよ。独占禁止法に抵触しているんじゃないですか?
すでに地デジ普及率は約70%。仮に新しい事業者が参入してきても、利益の見込みは単純に考えれば30%ほど。事業者は違えど内容は全く同じでしょうから、乗り換えをする意味もないとなれば、やはり大した利益は見込めません。
B-CASカードに相当する機能をチップなどのハードウェアやソフトウェアに頼る方式も検討されているそうで、他の事業者が参入する可能性もあるという話もどこかで聞いたのですが、ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ社の一人勝ち状況に変化はないでしょう。
デジタル放送、今後、どのように変わっていくのか、まだまだ目が離せません。
ところで、地デジ専用青色B-CASカードについて、ユーザー登録の受付を停止するそうです。
私はB-CASカードを赤1枚、青2枚もっていますが、ユーザー登録のはがきを出したことは1度もありません。
個人情報が流出したり、第3者に提供されたりする危険性を感じていたためですが、少なくとも青色についてはその必要性がなくなりました。2010年3月末で受け付け終了。これまで預かっていた個人情報はすべて適切に削除されるそうです。なので、これから地デジ対応製品の購入を考えている方も、青色B-CASカードのユーザー登録はがきを出す必要はありませんよ。
小型B-CASカードにはユーザー登録のはがき自体、添付されなくなるそうです。
なお、赤色B-CASカードはNHKやWOWOWなどで需要があるため、今後もユーザー登録を継続するとのこと。