今年の7月24日に、10時~11時までの1時間、地上アナログ放送を「リハーサル」として試験的に停波した石川県珠洲市ですが、来年の7月24日には完全に停波することが決定したそうです。
○総務省|「アナログ放送終了リハーサル」における完全停波等の日時決定
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu09_000046.html
アナログ放送が終了した場合、どんな影響が出るのかと言ったことを検証するリハーサルですが、来年の7月24日には完全に終了するとのこと。
また、来年の1月22日の正午から24日の正午までの間もリハーサルとして試験的に停波。
つまり、こういうことです。
○2010年1月22日 12:00 - 24日 12:00
この期間はNHKでは青バックに告知テロップ、民放では砂嵐状態になります。
24日の12時をすぎれば、珠洲市内のすべてのアナログ放送がすべての局で再開されますが、そのころには全国の放送局でアナログ放送が見づらい状況になっているかもしれません。
○2010年7月24日 12:00 -
この日のこの時間を堺に、珠洲市内のすべてのアナログ放送はNHK・民放ともに砂嵐状態になります。
そして、それ以降、放送が再開されることはありません。
最終的には、全国のアナログ放送が2011年7月24日正午(正午なのは深夜に停波した場合の混乱を回避するため)に終了するので、それが1年前倒しされるだけという形ではありますが、該当する視域の方は一足早い、早急な対応が必要になりそうですね。もうすでに1年を切っているわけですから。
早急な対応が必要なのは、なにも視聴者だけではありません。今でも周知徹底を様々な形で行っているようですし、珠洲中継局エリアでアナログ放送を視聴している過程には、今年の11月中旬から希望調査を取ってアナログテレビ向け地デジチューナーを「貸して」くれるようです。決してくれるわけではないんですね。
珠洲市内のケーブルテレビでアナログ放送を視聴している場合は、ケーブルテレビ側でデジタル放送をアナログ放送向けに変換(デジアナ変換)して配信するので、停波後も視聴できるそうです。
何かと振り回されている感じもしますが、決まってしまったことは仕方がない・・・のかな。