999番目のエントリーで書いた通り、本日、アイオーデータのパソコン向け地デジキャプチャのうち、第2・3世代機種と第1世代機種のアップデータについて、Ver 3.10 が公開されたので、12時ごろ、さっそく試してみました。
どんなかなと期待しつつ、手順を1つずつ実行。
ただ・・・アンインストールや再起動にやたら時間かかりすぎ。
システムが変更されたことにより、「システム復元」用のデータを WindowsVista が勝手に作っていると思われますが、それにしても長いし、重い・・・これだから Vista は・・・。
なんとかインストールが完了したのはもう1時頃。
インストールにもやたら時間がかかるのと、再起動が4回必要なのとで、アンインストール⇒インストールに1時間もかかりました。さすがにこれは時間がかかりすぎでしょ。
で、実行してみると・・・
画像はないのでよくわからないと思いますが、GUIは GV-MVP/VS のものと同様のもので、BSの設定項目も見られました。ただ、グレーになってて選択はできませんが。当然ですよね、だって対応していないんだから。
で、チャンネルスキャンをすると・・・
3局しかスキャンできね~!!
今まではこんなことはなかったのに。
リトライすると・・・
mAgicマネージャ Digital にエラーが発生して落ちました。何だ・・・そりゃ。
仕方なく手動で mAgicマネージャ Digital を起動させて、チャンネルスキャン。
今度は全局受信できましたが、前にも書いた通り、善光寺平中継所からの電波ではなく、美ヶ原送信所の電波を受信しているようで、テレビ信州なんか電波レベルが10で視聴できない状態でした。
まぁ、とりあえずそのままにしておいて、まずは mAgicガイド Digital を起動してみました。
番組表が取得されていない状態になっていたのですが、とりあえずそれはあとにしておいて、まずはライブラリ画面を見ると・・・
「放送波」と「残りコピー回数」という項目が追加されていました。
放送波はともかく、残りコピー回数については、これまではダビング画面を表示させないと確認できなかったので、これは便利です。
ただ・・・放送波ともども「不明」と表示されていて無意味と化していましたが。
番組を再生してみましたが、きちんと再生されました。また、「不明」表示で心配しましたが、ダビングもできます。ダビング画面には「DVD-R」の表示もありました。
ところで、プレーヤーの動作がやたら軽くなっています。特に、プレーヤーを閉じる時なんて、前はけっこうもっさりしていたのに対し、今回からはすぐにウィンドウが閉じるようになり、この辺が劇的に改善されていました。
次に、テレビ視聴しようとテレビをつけるも・・・
画面が真っ暗で表示されない!
仕方がないので再起動してみるもダメ。受信状況を確認しようといくらかの放送局で連続してチェックをしていたら途中で落ちる。
まぁ、受信状況が悪いという点も響いているのかもしれないなと。そう思って再スキャンを試みました。
今度も全局受信できましたが、スキャン中の画面にはチャンネル数が26と表示されていたのに、リストには重複した表示がありません。
26というのは、美ヶ原送信所からの電波(内訳:(民放4局+NHK総合)xサブ2ch+(NHK教育)xサブ3ch=5x2+1x3=13)と善光寺平中継所(同じく13)ということなのですが、前バージョンでは重複していたらどちらもリストに表示された(設定を終えるとどちらかは自動的に消された)のに対し、こちらは重複してもリストは重複された表示ではありませんでした。つまり、チャンネルスキャンをした時点でどちらかが消されているということ。
内容が内容だけに、あえてここで書かせてもらいますが、
「美ヶ原送信所」
1 NHK長野総合テレビ:17ch
2 NHK長野教育テレビ:3ch
4 TSBテレビ信州:14ch
5 abn長野朝日放送:18ch
6 SBC信越放送:16ch
8 NBS長野放送:15ch
「善光寺平中継所」
1 NHK長野総合テレビ:28ch
2 NHK長野教育テレビ:32ch
4 TSBテレビ信州:22ch
5 abn長野朝日放送:24ch
6 SBC信越放送:36ch
8 NBS長野放送:34ch
美ヶ原送信所と善光寺平中継所、チャンネルをよくみると、22ch以降は善光寺平中継所からの電波なんですよね。
で、サポートに問い合わせた結果、これまで受信していたチャンネルはすべて「美ヶ原送信所」からの電波だったそうです。
サポートからの解決策としては、「郵便番号」を入力しない状態でチャンネルスキャンを実行してみようということだったのですが、やっても問題は解決しませんでした。
ん~、レコーダーではちゃんと善光寺平中継所からの電波を受信しているのにな~と思いつつ、試してみました。
えぇ、頃合いを見計らって、チャンネルスキャン開始時はアンテナ線を抜いておいて、20chあたりにさしかかってからアンテナ線をさしてみようと。
具体的なチャンネルはチャンネルスキャンの画面には表示されないので、1回様子を見て、12%あたりが20chぐらいだろうという予測を立てて実行してみました。
で、結果的にはスキャン後のチャンネル数が13になり、最初の方はカットしているので、13chから順番にスキャンしているとしたら、おそらくスキャンされたチャンネルは善光寺平中継所からの電波であろうと。
電波レベルを確認してみると、NBS長野放送以外は極めて良好でした。長野放送だけ19~22をうろついていましたが、これなんとかならないのかなぁ~(ちなみにレコーダーは正常なレベル)。
もう一度、サポートに問い合わせてみたいと思います。
とりあえず、チャンネルスキャンを終えたと、mAgicガイド Digital で番組表の更新をしました、
でも・・・更新されない。
何度実行しても更新されません。
番組表のデータベースファイルをいじくりつつ調べていたら・・・
「mAgicマネージャ Digital が正しくインストールされていない可能性があります。再度インストールしなおしてください。」
とのこと。ありゃりゃ・・・
でも、今回はいろいろ不安定なことが多いので、時間がかかることを覚悟の上で再インストールしました。終わったのが5時。
チャンネルスキャンは何もせずにやったら特に問題なく設定できたものの、電波レベルが足りないチャンネルがあったので、ここで先の方法で再スキャン。今度はOK!
テレビをつけてみたところ、特に問題なく表示されました。なんだったんだろう、さっきのは。
番組表のデータベースは、これまでは取得しても画面が真っ暗なまま表示されず、mAgicガイド Digital を起動するたびに取得するかどうか聞いてきましたが・・・
番組表のデータベースは「初期化」を実行したら問題なく動作しました!
初期化するのを忘れていた・・・のか。というか、その手があったのか。
3波対応のサポートソフトなだけにデータベースは前バージョンとの互換性がないようです。初期化が必要なのは無理もないですね。
さて、使用感。
先も書いた通り、テレビ・プレーヤーともに動作が軽くなっています。特に閉じたときの動作が速いのと、チャンネル切り替えも早くなった気もします。
画面の大きさをマウスで変えたり、画面の位置を変えたりするのもサクサク動いている気もします。
音声は第3音声が追加されたのと、一時停止ボタンで視聴中の番組の画面を制止させることができます。追っかけ再生ができるのではなく、その瞬間のみを一時停止するだけで、もう一度押すとリアルタイムの映像まで飛びます。
文字スーパー(字幕じゃない)にも対応され、標準では「表示」に設定されています。リモコンには字幕スーパーの設定キーがなさそうですが・・・?
それから、前バージョンと比べるとインターレースが目立つようになった気もします。急速な画面転換や、動きの速い映像だと、ちょっと残像というか、シマシマ感が目立ちます。これまでは気にならなかったので、今回の軽量化から見るに、画面の描画方法を変更したのかとも思いますが、これはちょっと・・・。
それから、番組表も変わっていて、前と同じ設定なのに放送局のアイコンが表示されるスペースがない。
みなさんの環境ではどうなのかわかりませんが、すべてのチャンネルをサブチャンネルまで表示させている私の環境では少なくとも上の画像のように変わっています。
最近、マクロスFのEPGの画像を掲載したので違いはわかると思いますが、とにかくゴチャゴチャしていて見にくいです。
おそらく、サブチャンネルの局名を表示しているんでしょうが、これまで通りの方がいい。どこかに設定できる場所があるのでしょうか?マネージャでプリセット名を変更しようにもできません。
地上・BS・CSのそれぞれでリストアップできる機能がライブラリに追加されましたが、それと引き換えにライブラリで放送局別にリスト表示する機能がなくなりました。
同じ局の番組をまとめてダビングするときに、選択しやすかったので重宝していたのですが、これがなくなるとは・・・すごく不便な感じもします。
一応、「検索」でも同様のリストアップができるのですが、これは復活してもらいたいところだと思います。
編集ダビングも実行してみました。
前の時と比べて、CMカットが簡単にできるようになったのがいい点であり、またCMカットの操作も比較的動作が軽かったように思います。まぁ、外付けHDDではなく、間違って内蔵HDDに録画してしまった番組で試したので、転送速度に差があったのかもしれませんが。
それと、テレビを視聴時に Bluetoothヘッドセットでパソコンに接続した Bluetooth USB アダプタと接続して音を聞いている間に、接続が切断された時、これまでは動作が固まっていましたが、いつのまにか改善されていたようです。
全体として、テレビ画面がしましまなのと、放送局でソートできなくなったのが不満な点ですが、ダビングは自由度が増し、動作速度としては早くなったかのように思います。