あさりのみそしるダイアリー

ココロおだやかに暮らしてます😌

テレビガイド!2009/8/24 ~ 2009/8/30(さらにつづき)

(10000字オーバーだったようなので「つづき」の「つづき」を・・・)



ちなみに23日の放送分、フルセグでの録画に失敗しました。このことについては前のエントリーに書いているので、そちらをご覧ください。ワンセグでの保険録画は成功したので、まぁよかったのですが。

録画に失敗したと言えば、「フレッシュプリキュア!」もまた録画に失敗してワンセグでの視聴になったのですが、今回のはやっぱりキレイな映像で見たかった・・・。カオルちゃんにスポットを当てた回で、今までになかった展開がドドドッとおしよせてきた感じだったのですが、ちくわとか、面白みのある要素も健在で、いい話でした。来週はタルト回ということで、これまた楽しみですね。

そういえば昨日は録画していた16日放送分をみたのですが、あれもいい話でしたね。子ども向けの作品なので(それをみている私はなんなんだということは置いておくとして)、子どもたちにとっては今はよくわからないことだと思いますが、大人になるにつれて、時には「あの頃は~」なんて考え込むこともあり、今回の話で感じさせられることがわかるようになるでしょう。

・・・それ以前に、今の子どもたちには1日1日を大切に、ゆっくり大人になっていってもらいたいと思っていますが、仮に10年たったとして、このようにふと昔を思い出させるような作品が存在するかどうかも問題かもしれません(そのころになってもまだアニメを見ているかどうかは別として)。きっかけでもいいんですけどね。

今考えると、確かにいろんなアニメを私も見てきましたが、子どものころに見ていたアニメは特に印象が残っています。今でこそほとんど再放送されないものの、小学生の頃は「地獄先生ぬ~べ~」「夢のクレヨン王国」「おジャ魔女ドレミ」「忍ペンまんまる」「アニメ週刊DX!みぃファぷー」「キョロちゃん」などなど、今となっては懐かしく感じる作品をいろいろ見ていました。逆にいえば、そういうアニメを20歳になってもまだ心の奥にあり、きっかけさえあればいつでも出てくるということで、やはり影響が強かったと言えましょう。

子どもの頃の思い出にもいろいろあるわけですが、どんなアニメを見ていたかというのもまた1つの思い出になります。その当時、強い影響を受けたり、印象深かったりしたアニメは、意外と大きくなっても覚えているもので、あとで振り返ってみるとその当時が本当に懐かしく感じられます。時にはあの頃に戻りたいと感じることもあるでしょう。

あまり大きな声で言えませんが、動画共有サイトには「90年代のアニメOPまとめ」といったようなものも存在します。こういうのがあと何年持つかはわかりませんが、見てみると心の奥底に埋もれてしまっている作品も、これをきっかけに思いだせるかもしれません。

近年は少子化の影響もあって、私が小学生だった頃に比べて明らかに全日体のアニメの放送本数が少なくなっています。テレビ朝日系だって、少し前までは土曜の18-19時台はアニメを放送していましたからね。もちろんその他の局でも今では考えられないような時間帯にアニメを放送していました。テレビ東京はここでは置いておきますけど。

また、アニメの内容も、どこか見た目のかっこよさばかりにこだわっているような感じがします。プリキュアシリーズを否定するわけではありませんが、それ以前の作品は心に訴えてくるようなものがいろいろありましたからね。そういう作品って、今放送中の作品には見られないように思えます。たしかに製作するのも難しそうですが。

今の子供たちがどんなアニメに関心があるのか、というよりどんなアニメが心に残っているのかということを聞いたとき、リアルタイムで放送中のものしかなければすこし哀しいかもしれません。1年後に同じように聞いたとき、その時のアニメは挙げず、またリアルタイムで放送中のものしか挙がらないなんて事も。それが真実である場合もありますが、これが意味するのは心から感動するほどの作品ではなかったという・・・。子どものころにはわからなくても、ある程度大きくなればわかるということもあるので、これがすべてではありませんけどね。

現在の世の中、いろいろ忙しくて落ち着きがないように思われます。ネットやゲーム、パソコンやケータイまでもが普及し、子どものライフスタイルも私が小学生だったころに比べて大きく変わっていますよね。
流行がコロコロかわり、時代は先を求め続け、そんな渦の中に、大人だけでなく子どもまでもがそれに巻き込まれているようでなりません。
落ち着くことができない、心にゆとりがないという状況はやはり好まれません。私だってそんなことが続けばイライラしてしまいますからね。かといって何もしないわけにはいかないのですが、それがまたムカついてくることも・・・。ストレスがたまってくるというところですね。

そんなときどうするか。ネット、パソコン、ゲーム、ケータイ・・・これでストレスが解消するかと言うと、あくまでやっている間だけ、一時的なもののような気もします。ゲームなんて、逆にうまくいかずにストレスをさらにためてしまうなんてこと、私にはよくありますけどねえ。

ちょっと一方的かもしれませんが、こういう時に心にゆとりを与えてくれるものは、やはりアニメなのではないかと(読書と言う手もありかもしれませんし、人と会って話をするとか、いろいろですが)。
もちろん、深夜アニメに見られる、1クールや2クールで切り替わって、どんどんどんどん新しい作品が作られては終わって、作られては終わってという忙しい感じのものではなく(全部がそうとは言いませんが)、1年や2年といった、長い間じっくり作られていくものの方がいいと思いますが(これも全部がそうとは言いませんが)。

どこか心に訴えてくるような作品であれば、見終わった後でもじ~んとした感じになりますし、気分も穏やかになることでしょう。また、忙しいからこそ時にはゆったりとした時間も必要なわけで。
この方がゲームよりもずっといいでしょうし、子どもにとっても感性を育てるきっかけになります。

今の時期に放送されているアニメと比べると少し違和感があるかもしれませんが、今のアニメが標準になると、この先がすこしあやしくなっていきそうな・・・
心に響かないような作品の場合、しばらくしたら忘れてしまいそうで、10年、20年と時を経たとき、どんなアニメを見ていたのかと振り返った時、何も残っていないなんて、それほど哀しいことはありません。子どもの頃の大事な1コマなのですから。

今新作を作れなくても、少し前の作品を再放送することもできるはず。近年は広告業界も不況で、なかなかテレビ番組にスポンサーがついてくれなかったり(長期番組あればなおさらなところもありますし)する状況ですが、テレビ放送と言うものが他の業種と異なるのは「国民の財産である公共の電波を用いている」という点が大きいでしょう。テレビ放送用に割り当てられた電波帯だって、テレビ局のためにあるわけではありません。テレビ離れが進んでいるといわれるこの時代でも、家族だんらんの中心にはまだテレビが存在しているはずです。BS放送、CS放送もありますが、一番身近にあるのはやはり地上波であることは言うまでもありません。休日の2枠や1枠でもいいですから、過去の作品でもいいですから、アニメの(再)放送をしてもらえたらうれしいところですよね(結局そこかと言われそうですが)。

たしかに再放送をしたところで関連グッズが売れるどころか生産すら終了していて、DVD,CDなどのコンテンツも生産ラインが止まっていて在庫限りということもあり、2次的な収入は見込めませんが(ブーム再び!の希望も薄い)、そんなことは関係ありません。このまま過去の良作が、どんどんでてくる新作の中に埋もれてしまうのはもったいないし、不朽の名作と言われていても、人々から忘れ去られてしまえば哀しい状況に・・・。そんなのはやはり認められません。

さて、ひさびさにテレビガイド!で長文を書き、ずいぶん遠くまで来てしまいましたが・・・
人それぞれ考えは異なりますし、あくまでこれは私の考えであり、ストレスを解消する方法についても人それぞれなのではありますが、心に訴えてくるようなアニメが大人にも、そして子どもにとっても大事であり、今のアニメは見た目ばかりでそういう要素が少し足りないような気もします。過去の作品にも良作がたくさんあり(大人にとって、子どもに見てもらいたい作品はいろいろあるはず)、そうした作品が埋もれてしまわないように再放送もしてもらいたいということ。
レンタルショップにもない、コンテンツも販売されていないというのでは、見せたくても、また見たくても見れないという哀しい状況になってしまいますが、それを可能にする力もテレビ局にはありますよね。

かなり一方的に書いていることは十分承知していますし、んなこたない今でもそういう作品はある・・・ということも考えられます。テレビ東京系列で放送されている作品については私もわからないものが多くありますから。

だんだん終着点が見えなくなってきました。もちろん、時にはギャグ要素のあるもので面白おかしく笑うのも素敵なことだと思います。また、何でもかんでも否定しているわけではありません。しかし、やはり心にゆとりを与えてくれるのは、その1つに、じわじわと感動できるような、心に訴えてくるようなアニメがあると思います。


そういう作品を見て大きくなったその子が、いつの日かまた出会ったときに「懐かしい」と言うことができたとすれば、それはとてもすばらしいことなのですから・・・。

そして、大きくなってもう一度見返した時に、子どものころにはわからなかったそのアニメの伝えたかったこと、オープニングやエンディングテーマの意味を理解した時、子どもの頃の忘れ物が手に入るかもしれませんね。
そう感じることができれば、それは自分自身が成長した証以外の何物でもないのですから。