おととい、パソコンでもBSデジタル放送がみれるようになればいいのにと書きましたが、ついにアイオーデータからデジタル3波チューナー搭載キャプチャがリリースされました!
○地デジもBSも110度CSも楽しめるTVキャプチャボード PCI Expressモデル - GV-MVP/VS
http://www.iodata.jp/product/tv/tidegi/gv-mvpvs/index.htm
○アイ・オー、LowProfile対応のPC用3波デジタルチューナ
-19,845円。B-CASカードをPC内に格納。自動CMカット搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090610_280868.html
PCI Express のスロットにこのキャプチャボードを差し込むことで、環境さえ整っていればデジタル3波がパソコンで視聴できるようになります。
残念ながら、デスクトップパソコン向けであり、ノートパソコンには向いていませんが、デジタル3波対応のチューナーが出たということは、7月頃にはUSBタイプのものがリリースされると見てもよさそうです。PCI 接続のものもまだみたいですね。
実際、この時期に初代地デジキャプチャがリリースされ、USBタイプのキャプチャがリリースされたのは7月のことですからね。
BSデジタル放送は、地上デジタル放送よりも高画質のフルHD画質で楽しめます!
もちろん、CS、BSも録画ができますが、同じ1時間の録画でもデータ量が多いために、地デジが6GBに対してBSデジタル放送は10GBの容量をとります。
さて、3代目のキャプチャとなるGV-MVP/VS には、いったいどんな目玉機能があるのでしょうか。
おとといも書いたように、64bitのパソコンが普及し始めている中で、2代目までのキャプチャは32bitにしか対応しておらず、64bitはサポート対象外でした。
しかし、GV-MVP/VS は待望の64bit対応ですから、64bitパソコンでもデジタル3波がたのしめるようになります!!
それから、主な新機能に「編集機能の強化」があります。
2代目キャプチャ(または2代目アップデートソフト)のサポートソフトからは録画番組をカット編集することで自分の好きなシーンだけをDVDやBDにダビングしたり、CMだけ手動でカットしてダビングしたりできる編集ダビング機能が追加されました。
しかし、この編集ダビング機能は、CMカットは手動であり、いちいちめんどくさい部分がありました。
また、ダビング時に記録メディアは初期化されてしまい、もともとダビングした記録メディアに追記することはできませんでした。
3代目のキャプチャのサポートソフトからは、この点を大きく改善し、なんと映像の切り替わりを判別してCM部分を自動的にカットしてくれる機能が、編集ダビングに加わりました。
これで、ボタン一発でCMカットができ、編集時の煩わしさが改善されます。
注意しなければならないのは、本編中で映像の切り替わりがやたらある場合、本編中でもおかまいなしにカットされかねません。
CMカットにはカットレベルがあり、3段階で調整できるようですので、うまくカットできるレベルでCMカットをする必要がありますね。
とりあえず、CMカットを実行した場合でも、切り出し範囲はキチンと確認しておく必要はありそうですが、いちいち手動で指定するよりは見逃しもないので楽だと思います。
また、これまではダビング時に記録メディアが初期化されてしまい、複数番組の編集ダビングや、すでに通常のダビングをしたメディアにはダビングすることができませんでしたが、これも改善され、編集ダビングでも通常のダビングでも、すでにダビング済みのメディアに追加ダビングができるようになったところも注目です!
そのほか、これまではできなかった複数番組にまたがる録画番組の編集ダビングにも対応!
さらに、すでに記録したディスクの不要部分をカットすることもできるとのことですから、気に入らない部分はちょこっと編集することもできるそうです。ただ、これについてはオンディスク編集であることが予想され、カットした部分は見えなくなるだけで、ディスク上には存在するため、カットした分だけ容量が空くということはないように思われます。
これで、複数のドラマをダビングしたいときでも、カンタンにCMをカットしてそろえることができるようになりました。これは大きいですね!
編集機能についてはかなり改善されているようです。こればかりは使ってみない限り、なんとも言いようがありませんが、記事に目を通す限りでは期待できそうなものに仕上がっていそうです!
あと、実はこんな改善もなされています。
従来の機種はダビングできるメディアは
DVD-RW
DVD-RAM
BD-RE
に限られていましたが、今度からは
DVD-R
にもダビングできるようになったそうです!
もちろん、CPRMに対応している必要があります。
編集ダビングにはDVD-Rは使用できません。
そして、今回はソフトウェアだけの改善でないことは言うまでもありません。
地上デジタル放送のほか、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送にも対応しているため、BSデジタル放送の無料放送を除いて、契約さえすれば専門チャンネルを楽しむこともできます。
そういえば、BSデジタル放送はBSアナログ放送終了に伴って生じる空き帯域に新たなBSデジタル放送局ができるとのことですから、これも楽しみなところではありますね。注意したいのは、これらは有料放送であるとのことですが、これについては別の機会に書きます。
なお、注意したいのは、地上デジタル放送の受信に関しては従来の機種と同じくケーブルテレビのパススルーに対応しているため、ケーブルテレビのケーブルに接続すれば地デジを楽しむことができますが、BS・CSデジタル放送はケーブルテレビでは変換されて送信されているので、ケーブルテレビのケーブルに接続しても視聴することはできません。
視聴するには個人でアンテナを用意する必要がありますが、共同住宅の場合、アンテナの設置に制限がある場合がありますので、その点はよく確認しておきましょう。
また、BSデジタル放送にはNHKのチャンネルも含まれ、これは契約していなくても視聴することができますが、ある一定の期間がたつと受信料の支払いに関するメッセージが画面上に表示されるようになるとのことです。この受信料の問題もいろいろ絡んできます。ちょっとやっかいですね。
付属してくるB-CASカードは当然、赤カード。
従来の機種にも対応しているので、併用すれば地デジとBS(またはCSか地デジ)を同時録画、なんけてこともできます。この辺はこれまでの多チャンネル同時録画と同じ仕様です。
私の場合、すでに1世代目の機種をもっているので、2番組同時録画ができるようになるというわけですね。
注意したいのは、GV-MVP/VS 1台でBSと地上波を同時録画することはできません。ダブルチューナーではないということですね。
多チャンネル同時録画に対応させた場合、パソコンのスペックもそれなりに必要になってくる点にも注意です。
発売時期は今月下旬ごろ、価格は標準価格で 19,845円 であり、BSアンテナを購入することも考えると、25000円くらいしそうなところです。
さっそく地デジチェッカーも更新されているようなので、導入を検討しているのであればチェックしてみることもお勧めします。
○地デジ相性チェッカー for GV-MVP/Vシリーズ Ver.3.00
http://www.iodata.jp/lib/product/etc/3025.htm
私のノートパソコンはすべて良好のようでした。よかったよかった♪
3代目の機種はデジタル3波に対応させたこともあるほか、ソフト面でも改善されており、かなり期待できそうですね。
あとはUSBタイプのチューナーを出してくれることを期待したいところです!
ここまでくれば、あと1歩といったところでしょうか。まだウィンドウズパソコン向けのUSBタイプのデジタル3波チューナーは出されていませんから、アイオーデータが業界初となればこれも快挙ですよね。
USBタイプのBSデジタルも地デジも1台で録画できるダブルチューナー搭載のキャプチャが出れば、なおいいですよね。
ちなみに、BSアンテナは近くのホームセンターで購入する予定です。すでにBS・CSデジタル放送のブースターももっているので(地デジブースターにもともとついていた機能)、早く私のノートパソコンでもBSを楽しみたいものです♪