今日の米国株式市場で、ニューヨークダウ平均株価がオープン直後から一時2000ドル近く急落し、日本時間午後10時35分ごろ、2013年に導入された「サーキットブレーカー(すべての株式売買を一時中断する措置)」が初めて発動しました。
現在は先週末比-1676ドルの24188ドル付近で推移。
OPECプラスの原油の協調減産交渉が決裂したことを受けて、原油先物価格が急落した(先週末比-30%)ことが大きな原因です。
コロナウイルスで警戒感のつづく市場に対して、さらに下押し圧力となる景気減速懸念材料が出たことで、株式の売りが加速しました。
為替市場では、安全資産とされる円を買う動きが加速し、対ドルで一時101円18銭まで急騰しました。
日経平均株価は、ついに2万円を割れ、19698円(先週末比-1050円)に。先物価格は一時18503円をつけました。
その他、米10年物国債利回りも、史上最安値をさらに更新し、0.392ポイントをタッチ。超低金利状態です。
欧州市場では、ミラノを封鎖したイタリアの株式指数が10%下落。
コロナウイルスの根本的な対応策が出ない中、経済の停滞(ひと・ものの移動が阻害される)による景気の先行き不安から、金融市場は先週に引き続き大荒れ状態です。
下手に動くと殺されるくらいの動きです。エントリーする際は最新の情報に気をつけてください。
ちなみに、コロナとは関係なく2019年の日本の実質GDPが年率換算で-7.1%となりました。大幅なマイナス成長だった2019年に続き、コロナによる世界恐慌が襲うわけですから・・・その先は言わなくても分かりますよね?
・・・こわい(´・ω・`)